オリジナル防災ずきんの作り方

オリジナル防災ずきんの作り方です。

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地域によって異なるようですが、入学、入園時に必要な学校、園もあるようです。

椅子にとりつけて、座布団にする幼稚園もあると聞きました。

マフォンの布で作った防災ずきんならふわふわの肌触り。

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万一の時も、お子さまの頭をふんわり優しく守り、心強い味方になってくれるでしょう。

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レシピのダウンロードはこちら→防災ずきんレシピダウンロード
パターンのダウンロードはこちら→防災すきんパターンダウンロード

 

【ポイント1】

パターンもありますが、長方形の形なので、直接布の上で計れる方は

パターンなしでも大丈夫です。

 

【ポイント2】

耳穴にハトメを使っています。

打ち付けるタイプのハトメは難易度も上がるため、心配な方はハトメ付けの工程を飛ばしても大丈夫です。

ハトメなしなら素早く簡単に仕上がりますよ。

 

 

①型紙をプリントアウトし、線に沿ってカットし、貼りあわせます

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のりやテープで貼り合わせます。貼り合わせ線の後に書いてある①~⑤の順番に貼り合わせると、貼り合わせやすいです。

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1枚のパターンになりました。

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②パターンに沿って、もしくは直接布を計って、生地(表地、裏地)、キルト芯を裁断します

裁断サイズは3枚とも、縦86㎝×横35㎝です。

 

生地が一枚で裁断できない場合や、上下の向きがある布の場合、

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型紙の長い辺を1㎝長くした布を2枚裁断し、

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縦44㎝×横35㎝の布を2枚裁断し、

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中表に合わせて短い方の辺を縫えば、

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縦86㎝×横35㎝の細長い布ができます。縫い代をアイロンで割るときれいです。

同じように裏布も作ります。

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キルト芯は縫い合わせるのが難しいため、86㎝×35㎝のものを一枚用意して下さい。

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③布に、キルト芯を仮止めします

レシピでは表布に仮止めしていますが、ここでは裏布に仮止めしました。

どちらでも大丈夫です。

しつけ糸を使って、裏布のウラ側に、キルト芯を仮止めします。

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あとでほどくので、ザクザク縫って大丈夫です。

雑巾を縫うときのように、四角の中にバッテンを書くように、縫います。

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キルト芯側からみると、こうなっています。

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④アジャスターバックルを取り付けます

【上級者さん向け】

レシピにあるように、12cm、18センチのカラーテープを二本用意し、

一方をアジャスターで長さ調節ができるように仕上げます。

詳しくはレシピをご参照ください。

 

【簡単バージョン】

カラーテープの端を三つ折して縫うのは、分厚くて難しいため、

同じ長さのカラーテープを用意し、両端とも縫い付けてしまいます。

カラーテープの長さ調節はできなくなりますが、着用にそれほど違いはありません。

 

12㎝のカラーテープを2本、用意します。

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それぞれ、バックルのメス側、オス側に通します。

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表布のオモテ側、左端から15㎝の所にメス側、右端から15㎝の所にオス側のバックルを置き、クリップで止めます。

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この時、オス側のバックルの置き方に注意して下さい。

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間違えると、できあがった時に、顔の前にアジャスターの凸部分がきて、付け心地が悪くなります。

 

 

⑤端から0.5㎝くらいの所をミシンで縫って仮止めします

分厚く、固いカラーテープもあります。

分厚いものを縫うときは、ミシンの速度を遅くし、ゆっくりと縫わないと、故障の原因になります。ご注意ください。

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⑥表布・裏布を縫い合わせます。

表布と裏布を中表に合わせ、

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クリップなどで止め、

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返し口30㎝を縫い残して、周囲をぐるりと縫います(縫い代1㎝)。

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ミシンの速度を遅くすると、表布と裏布がずれにくいです。

 

縫い終わったら、四隅を斜めにカットしておきます。

こうすることで、表に返したとき、角がきれいに出ます。

縫った所を切らないように、お気を付けください!

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⑦返し口から表に返します

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四隅の角がきれいに出るように、目打ちで出します。

やりすぎると布が切れてしまうので、お気を付けて!

直角にきっちり角がでると、なんだか嬉しいです♪

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⑧返し口を閉じます

返し口の布を内側に折り曲げて、クリップなどで止め、

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ミシンで縫って、返し口を閉じます。

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この時、できるだけ端を縫うと、きれいです。

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⑨ステッチをかけます

端から5㎝の所を、コの字に縫います。

キルト芯がずれないようにするためで、「キルトステッチをかける」、と言います。

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端から5㎝の所に待ち針をうって、ミシンで縫うときの目安にすると縫いやすいです。

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縫い終わったら、しつけ糸を取り除きます。

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⑩【上級者さん向け】耳穴のハトメをつけます

上級者さんむけです。ハトメの工程を飛ばされる方は、⑪にお進みください。

 

直径10㎜のハトメを打ち具を使って付けます。

カッターマットなど床や机を傷つけないものをご用意下さい。

厚紙を3枚ほど重ねる方法もあるようです。

はじめての時は必ず不要な布で練習してから、本番に取りかかって下さい。

 

布を半分に折り曲げ、中心に穴を開けます。

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定規ではかって、縦、横の真ん中の位置を見つけて下さい。

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穴をだんだん大きくしていきます。

まずはブスリと目打ちを裏側まで貫通させ、

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あとは鉛筆やペンで穴を押し広げたり、

表側、裏側から、指を押し当てて穴を押し広げます。

このあたりは練習で、自分の力加減とやりやすい方法を見極めて下さい。

穴が大きくなりすぎないようにだけ、ご注意下さい。

 

ハトメのオス側(凸側)生地の表から通します。

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筒の部分が裏側から出るように押し込んで下さい。

この時、穴が大きくなりすぎないよう、ご注意ください!きついくらいがちょうど良いです。

穴から出す方法も様々ですが、私は目打ちを使って、筒の上に渡っている糸をよけるようにしています。

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次に打ち皿を置き、

その上に先ほど作業したオス側ハトメが重なるように置きます。

 

 

ハトメのメス側を用意します。

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うすい部品ですが、よく見ると、ふくらんでいる側と、へこんでいる側があります。

ふくらんでいる側

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へこんでいる側

 

へこんでいる側が上にくるように、手に持って、

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先ほど置いておいたオス側の筒にはめます。

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打ち棒を上から押し当て、

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金づちでたたきます。

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かなり力強くたたいても大丈夫です。

(その代わり、かなり音も出ます。お子さんが寝ているときなど、ご注意下さい)

もちろん、指はたたかないようにしてくださいね(私は2度たたいて、痛い思いをしました・・・涙)。

 

耳穴のハトメがつきました!

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反対側も同じようにつけてください。

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さぁ、完成まであと少しです。

 

⑪平ゴムを挟んで、後頭部部分を縫い合わせます

35㎝の平ゴムを用意します。

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表布が外表になるように、二つ折りにし、平ゴムを挟んでクリップなどで止めます。

ずきんの下辺から12㎝のところに、平ゴムの下端がくるように止めて下さい。

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クリップで止めた部分の端を縫って、後頭部を縫い止めます。

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キルト芯と平ゴムの厚みで、分厚くなっています。

分厚い部分を縫うときは、ミシンの速度を落とし、ゆっくり縫って下さい!

完成間近でミシンが壊れてしまったら、悲しいですよね。。

 

できるだけ、布の端ギリギリを縫うようにすると、仕上がりがきれいです。

縫い始めと縫い終わりには返し縫いを忘れずに!

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アイロンで形を整えて、できあがり!!

お疲れ様でした!

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いろんな布を組み合わせて、是非作ってみてくださいね!

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ふわふわの肌触りでかぶり心地も満点。

きっとお子さまのお気に入りのずきんになるでしょう。

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フリーサイズなので、大人もかぶれますよ!

防災用にご家族分を作るのもオススメです。

 

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#maffonレシピ作りました

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皆さんの作品、楽しみにしています。