こんにちは、maffonの小林です。
今回は昨年秋に訪ねた、パリの手芸見本市の様子をお伝えします。
この見本市は、毎年11月にパリ市内ポルト デ ベルサイユ駅近くの広い展示場で5日間開催されており、雑誌「マリクレールイデー」主催の手芸を楽しむ消費者のための展示会です。250社以上のブースやワークショップ会場などもあり、直接買い物もできます。
maffonも昨年東京ホビーショーに出店しましたが、見本市はたくさんの手芸関係のショップが出店するので、新たな素材との出会いやアイデアにあふれていて、とにかく刺激的です。ヨーロッパ中からもお客様が集まっているとの事です。日本からツアーも組まれています。
駅からたくさんのマダムが足早に会場に向かうので、その流れに乗って私たちも一緒に歩きます。
会場に到着です。
テロ対策のための手荷物検査の後、入場。
優しいピンク色のゲートを進むと、
いきなりワークショップと展示の数々が目に飛び込んで来ました!
最初のショップは
「petit pan」です。
布の鮮やかな色使いが目に飛び込んできました!!キュート!!!
見たことの無い生地やキルト生地テープやハギレなどがたくさんあってワクワクが止まりません!色のパンチがすごい〜〜〜
1軒目から足が止まってしまい、これでは全く時間が読めない〜!!という事で、
後ろ髪を引かれながら、まずは全体を見て…気になるショップには後からゆっくり戻る事にしました。
秋という事もあり、毛糸や編み物のお店やワークショップが沢山出店していました。ヨーロッパでは日本より編み物が盛んなようです。
糸の見せ方や色合いも、素敵!!ワークショップもどこもいっぱいです。
極太の糸と針で編むニットも色々なお店で見かけました。
これらの糸は日本でも取り扱いがあるのでしょうか?インテリアにも向いてますね。
こちらは屋台に見立てたブース
編み物のワークショップや道具の販売を行っています。
ミントのパラソルにミントの風船そしてミントの移動車、色のコーディネートやアイデアが爽やか!黒のガーランドが甘くなりすぎない引き締め役。さすがです。
続いて、ソーイング関係のお店に参りましょう。
フランスと言えばリネンと思う方も多いでしょう。日本でもリネンは人気素材ですが、たくさんのマダムがショップにあふれています。チクチクしなくて厚みがあり上質なリネンが沢山並んでいます。
そして、
ニット生地のお店もありました。すごい賑わいです。こちらのお店はお客様の年齢が若くお子様のお洋服のパターンと生地を扱っていました。可愛いサンプルの中からパターンを選びます。
ニットソーイングの魅力はパリでも健在です。
そして、こちらのお店もスタッフが延々と生地やテープをカットしていました。
ディスプレーも可愛くチュールやラメを上手くニット生地にコーディネートしています。このお店で材料を揃えたら間違いなく可愛いお洋服ができます。
ブースの壁の色、ネイビーやダルブルーの天竺に淡いピンクのチュール
とても上品で可愛い組み合わせです。
そして、ニットソーイングと言えばロックミシン!
ベビーロックさんを発見!!!
空気ポンプを使った糸通しのデモンストレーションに「オー!!」と歓声が上がりました。フランスでも同じなのに嬉しくなりました。
こちらはパターンのお店
こちらはキットのお店
生地屋では日本の柄も人気との事。たくさんの人です。
そして、他のお店でも和柄
続いて刺繍のお店も目立ちます。
クリスマスの準備もハンドメイドで素敵なオーナメント
ペーパークラフトのコーナーもあり、そちらでマスキングテープのmtさんを発見!
ワークショップは子供や大人で大人気です。沢山の種類のマスキングテープを貼り放題!
なかなかこんなチャンスもないですね。皆さま真剣に貼ってます。
テープを貼ってオリジナルカードを作ります。
他にもラッピングの材料なども沢山販売されていました。カラフルな折り紙も見かけました。人気が有るんですね!
こちらはワークショップの様子です。
広い会場を、さっとご紹介しました。
一周して感じた事は、
上質のリネンや素晴らしい染色のウールの毛糸、刺繍のテープやレースなど
素材や染色や技法にこだわりのあるショップが目立ちます。それらの値段は決して安くはないですが、「良い素材を選んで長く大切に使う」という文化がヨーロッパには根付いている事を改めて実感しました。
私たちmaffonも素材へのこだわりは譲れない1つです。
どれだけ着ても好きでいられる心地良い綿。飽きない配色。
一枚の布から皆さまの手でお気に入りの一着になりましたら、時間が経っても、またある日のコーディネートに選んでいただけたらいいな、と心より願っています。
次回は、手芸見本市で見かけた素敵なマダムとディスプレーを紹介しますね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。