こんにちは!
まだまだ寒い日が続きますが、春はもうすぐ。
入園、入学を控え、説明会で必要なものをたくさん言われた保護者さんも
多いのでは、と思います。
今日はマフォンの布1mを使って作る入園・入学グッズ7点セットのご紹介です。
1mといっても、マフォンの布は巾がたっぷり150㎝。
①体操服袋 ②手提げかばん ③シューズ袋 ④コップ袋 ⑤お弁当袋 ⑥マスク ⑦防災ずきん
と7点が出来ます!
きっとほぼ、どの学校、園でも、必要なものが作れます♪
この春、入園、入学を迎えるキッズのお母さまやおばあ様、ぜひ作ってあげてくださいね。
(マフォンの生地1m以外に、適宜、裏地やヒモなどが必要です)
ニット生地は伸びやすいため、小物や袋ものには向かない、と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
特に、入園・入学グッズは、「毎日、長く使う」もの。
しっかりとしたものを作ってあげたいですよね。
そこで、ここでは、適宜裏地をつけたりしています。
せっかく作るのだから、長く使える方が嬉しい。
入れるものなどによって、お好きなアレンジで、
是非お子さんにぴったりのものを作ってあげてくださいね。
それに、同じ柄で作れば、
「これ、〇〇君のだ!」「この柄は〇〇ちゃん!」と
子どもたちにもわかりやすいはず。
落とし物をした時も安心です。
是非、お気に入りの生地1mで作ってみてくださいね。
まずは生地を選びます。
ちょうどスタッフの子どもに新一年生の男の子がいるので、
ネットを見て、本人に選んでもらいました。
一緒に生地を選ぶ時間も楽しいですよ。
今回、彼が選んだのはゼブラ柄。
リバーシブルジャガードニット生地 ゼブラ柄 色:黒/アイボリー
生地巾たっぷり、1mの全体は、こんなにあります!
そして、裁断図は以下のようになります。
一つ一つのアイテムごとに見ていきましょう。
①体操服袋。
縦80㎝、横30㎝に裁断した布を用意します。
体操服袋は、体操服と一緒に頻繁に洗うもの、と聞いたので、繰り返しのお洗濯にも耐えられるよう、
裏地をつけることにしました。
ニット生地と布帛(伸びない布)を組み合わせて縫うときは、
ニット生地の方が伸びやすい特性があるため、横幅を-2㎝ にして縫い合わせると
ちょうどいい具合に縫えます。
体操服袋も、
maffonの布は 縦80㎝×横30㎝、
裏地の布帛の布は 縦80㎝×横32㎝
で裁断します。
持ち手は 2㎝×20㎝、
タグは 2㎝×6㎝、を用意します。幅広の分厚いテープやヒモでもいいですし、なければ裏地のあまりで作ってもOKでしょう。
中表に生地を合わせ、
上下に持ち手を挟み込み、
クリップで止め(ずれるのが心配な方は、仮縫いしておきましょう)
縫い代3㎝で上下を縫います。
縫い代をアイロンで割ったら、
縫い代が真ん中でぴったり合わさるように置き、
真ん中で折ったタグを
底から2㎝のところに差し込み
(折山の方が内側になるように差し込んでください)
クリップで止め、
ヒモ通し口(表地側に2カ所、2㎝)、返し口(裏地側に8㎝)を以下のように残して縫います。
返し口から表に返し、
表に返すとこうなっています。
返し口を縫い閉じて、
裏地を表地の内側に入れ込み、しっかりとアイロンでプレスします。
特にヒモ通し口のところは、きれいに縫い代を中に入れ込み、アイロンをかけてください。
ヒモ通し口を縫います。端から2㎝のところを一周縫います。
140㎝くらいのヒモを2本用意します。
下の用に、それぞれ通し、タグの下で結べば、
体操服袋の完成です!
ヒモをつけなければ、そのまま大人が手持ちのバッグとして使えそうな
クールなぺたんこバッグに。
裏地もついているから、生地が伸びてしまうこともなく、頻繁なお洗濯も心配なさそうです。
さてお次は②手提げかばん。
ここでは、ちょっと邪道(?)かもしれませんが、100円ショップで買ったトートバッグ(確か値段は250円でした)をリメイクすることにしました。
というのも、このバッグ、マグネットホックがついていて、便利そうだなぁと思ったのです。
そして、私はマグネットホック付けに自信がありません(笑)!
ここは、トートバッグリメイクの要領で、リメイクしてしまおうと思いました。
(トートバッグリメイクはこちら→マフォン de リメイク ~トートバッグ編~)
ただし、ここでも私なりのアレンジを。
持ち手が44㎝と、子供向けには長すぎるかな、と思ったので、
一度、縫い目をほどき、
中に折り曲げるようにして、短くしました。
これで持ち手の長さ32㎝に。一年生が持っても、引きずらない長さになりました。
さらに、手提げ袋も毎日使うと、底が擦り切れてしまうかも、と思い、
底の部分だけ、厚めのキャンパス地の布で切り返しをつけることにしました。
切り返しをつけるときも、簡単。トートバッグリメイクと基本的な作り方は同じです。
このトートバッグは縦30㎝、横40㎝、マチ10㎝だったので、
必要な布は、縦72㎝、横40㎝ の細長い布となります。
3枚の布を縫いしろを含めて、以下のように裁断して、
(ここでもニットと布帛を縫い合わせるときは、ニットを-2㎝で裁断しています)
縫い合わせ、
縫い合わせたところを、アイロンでプレス。
縦72㎝、横40㎝の布ができればOKです。
あとは、トートバッグリメイクの要領と同じ。
子どもが「黒と白、どっちの面もほしいなー」というので、
裏と表で使う面を変えた、切り替え付きのバッグが出来ました。
リバーシブルが楽しい。
私も思わず、「ほしい・・・」と思ってしましました(笑)。
さて次は、③シューズ袋 と ④コップ袋。
こちらは、「つくってみよう」のコーナーにあるパターンとレシピで作りました。
ただし、コップ袋はロックミシンで作る仕様にして、
袋部分とヒモ通し部分の色使いを変えてみました。
(このコップ袋の作り方については、近日ブログでご紹介予定です)
そして、こちらも長く使えるように、一工夫。ハトメの強度を上げるため、
ハトメをつけるときに、ボンドを縫って、
ギュッと、かしめました。
ボンドが乾けば、取れにくいハトメになっているはずです。
こちらは、レシピ通り、家庭用ミシンだけで作ったシューズ袋。
上履きくらいの重さであれば、裏地なしで大丈夫です。
白色ベースで作ると、黒色側とは、また違った雰囲気になりますね。
そして⑤お弁当袋。
こちらも、切り替えありのデザインにしたかったため、
このように生地を裁断。
表側の布を上下、それぞれ縫いしろ1㎝で縫い合わせ、一枚の布にし、
二枚を重ねて、上下を縫います(縫いしろ1㎝)。
縫い終わると、このように輪になっているはずです。
赤い丸の部分を重ねるように折って、
縫い代1㎝で、ヒモ通し口を真ん中に8㎝(表地側4㎝、裏地側4㎝)残して、縫います。縫い残したところは、返し口とヒモ通し口になります。
マチを作ります。
今回は9㎝で作りました。
もし入れるお弁当箱が手元にあれば、マチに必要な長さを測っておき、
測った長さ+1㎝ くらいにマチの長さをすると、
ぴったりのお弁当袋が作れます。
マチの三角部分を切り落とします。
返し口から表に返します。
表に返したところ。
裏地を中に入れ込んで、形を整えてアイロンをかけます。
ヒモ通し口の部分は、縫いしろを内側に入れ込んで、見た目がきれいになるように
しっかりアイロンをかけてくださいね。
ヒモ通し口を縫います。
端から4㎝、2㎝のところをぐるりと縫ってください。
両側から、65㎝のひもを二本通し、
お弁当袋が出来ました。
そして、⑥マスクはハギレでできてしまいます。
縦17㎝、横26㎝ に布を裁断。
縦17㎝、横26㎝の布を用意したら、
真ん中に合わせて、アイロンで両端を折っておきます。
折り目をしっかりつけてください。ポケットティッシュのような形ですね。
一度、開きます。
半分に折ります。
縫い代1㎝で端を縫います。
表に返し、先ほどつけた折り目に合わせております。
輪の内側が外側にくるように出します。
(布端が内側に入り込みます)
端から1.5㎝を縫います。
ゴムを入れたら、完成です!
ゴムの長さは32㎝を二本入れました。お子さんに合わせて調整してあげてください。
こんなマスクだったら、給食当番も楽しそう。
ハギレでできてしまうので、是非たくさん、作ってあげてくださいね。
そして最後の⑦防災ずきん。
昨今の防災意識の高まりを受け、必須の持ち物となっている小学校も多いようです。
こんなクールな防災ずきん、作れるのもmaffonの布だからこそ。
レシピ、パターン、作り方はこちらから→オリジナル防災ずきんの作り方
ゼブラ柄で仕上げると、こんな出来上がりに。
もしもの時に、はっきり目立つように、白側で仕上げました。
さて、まだもし、生地が余っているのであれば。
おまけでハンカチを作ってはいかがでしょう。
ハンカチも、小学校では必須の持ち物です。
スタッフ家では、子どもが「僕も縫ってみたい!」というので、
親の厳しい監視の元(!)、初めてロックミシンに触らせることにしました。
ゼブラ柄の他にも、家にあったハギレで作りました。
端っこが合わなくても、気にしません。
本人は「自分で作った!」と大満足でした。
持っていくのを忘れないでね!!
ハンカチの作り方はこちらの記事をご覧ください→魅力いっぱいロックミシン ~糸通し、巻きロック~
さて、マフォンの生地1mで作る入園入学グッズ7点セット、
いかがだったでしょうか。
持っていくものは各学校によって違うはず。入れるサイズによって、大きさは変更してください。
ぴったりサイズをオーダーメードできるのも、ハンドメイドのいいところです。
これから4月に向け、ミシンと向き合うママさん、おばあちゃまたちのご参考になれば幸いです!
寒い冬が過ぎて春はもうすぐ。
お子さんの新しいスタートをぜひ、マフォンの布とともに見守ってあげてくださいね。
happy sewing with maffon.