こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。
今年の桜はあっという間に終わってしまいましたね。
でも、春本番。色とりどりの花々に囲まれ、春らしい生地が楽しめる季節になってきました。
今日は、これからの季節、フォーマルな場にも活躍しそうな
「ブラックウォッチ柄」のご紹介です。
このシンプルながらも計算された奥深さを感じさせるブラックウォッチ柄、
表側のネイビーの正方形は一辺約2.5㎝。
裏側はネイビーの四角が小さめなデザイン。
小さなネイビーの四角の一辺は約1㎝です。
「何を作ろうか」と思った時、真っ先に思いついたのが、
フォーマルな場にも着ていけそうなボトムス。
兄弟で、お兄ちゃん(size130)は大きめな四角の方を使って。
弟(size100)は小さめの四角の方を使って。
お揃いのハーフパンツ仕上げました。
制服のようなフォーマル感も演出できるシックな生地で、大人も満足。
着心地もよく、お子さんもお気に入りの一枚になるでしょう。
飛び回ってもOKな着心地はニット生地だからこそ!
柄物との相性もいいんです。
大好きなホワイトパンサー柄とのコーデ。
ホワイトパンサー柄はこちら。
リバーシブルジャガードニット生地 ホワイトパンサー柄 色:ダークチャコール/アイボリー
¥ 1,350 税込
赤などはっきりとした色とのコーデもかわいいです。
このクラシカルな雰囲気の生地。
実はマフォンオープン当初の10年前、販売していた生地のリバイバルなんです。
そして、「ただのチェック模様」なんて、侮らないでください。
このチェック模様に、職人技が込められた、マフォンならではの生地なんです。
ニット生地全般に言えることですが、ヨコ方向の直線は編むのはさほど難しくありません。
例えば、
天竺ボーダーニット生地 ベーシックボーダー 色:黒/アイボリー
¥ 1,250 税込
のように、ボーダーであれば、まっすぐな直線を表現するのはさほど難しくありません。
しかし、これが「チェック柄」となって、タテ方向の直線も組み合わさってくると、
リバーシブルジャガードニットとして編むときの難易度が一気に上がるのです。
↑の画像、タテ方向の直線をご覧ください。微妙に、まっすぐな直線でないのがお分かりになられるかと思います。
理由は、ネイビーの正方形と正方形の間にある、鹿の子編み部分によるものです。
鹿の子編みとは、タテヨコを交互に組み合わせて編む編み方。
編み物をやられる方はご存知かと思います。
鹿の子編み部分をクローズアップしてみましょう。
タテヨコ、2色の糸が細かく交互に組み合わさっているのが、お分かりになられるでしょうか。
この鹿の子編み部分、通常の編み方でそのまま編むと、
どうしても横方向が、両側に半月型に膨らんで編みあがってしまうのです。
さてどうしよう。ニットで直線は難しい。
でもブラックウォッチでどうしてもリバーシブルジャガードを生み出したい。
そこで工夫を凝らしたのが、昔も今も頼れる山田工場長。
編むときに、鹿の子編み部分だけ、微妙に編み機を調整、
1,2目数減らすことで、チェック柄のタテの直線を、それほど違和感なく仕上げることに
成功したのです。
意外に簡単に思いがちなチェック柄。
ニット職人の技術があってこそ生み出された柄ということを知っていただければ、生地を手に取ったとき、感じるものもまた違うかと思います。
直線の若干のふくらみも、ニット生地ならではの味わいとして楽しんでいただければ幸いです。
この生地、トップスやボトムスはもちろん、リブ使いや部分使いにもおすすめ。
組み合わせを楽しんで、コップ袋を作りました。
(ロックミシンを使ったコップ袋のレシピはこちら→ロックミシン de コップ袋 ♪)
ハギレは、ロックミシンで端をぐるりと巻きロックして、
ハンカチにしてしまいましょう。きちんとした一枚に。
(巻きロックについてはこちら→魅力いっぱいロックミシン ~糸通し、巻きロック~)
シンプルな柄ほど、組み合わせの巾が広がり、作品作りがぐっと楽しくなります。
制服のようなクラシカルでシックな気分が楽しめるブラックウォッチ柄。
ご購入はこちらから。
リバーシブルジャガードニット生地 ブラックウォッチ柄 色:ネイビー/フォレストグリーン
¥ 1,350 税込
皆さんはどのような作品に仕上げられるのでしょうか。
この春、是非楽しんでくださいね。
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
happy sewing with maffon.