【保存版】とっても簡単♪ニット生地向け脇ポケットの作り方

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

 

突然ですが、皆さん、ポケット好きですか?

私は、好きです(笑)。

ポケットがあれば、スマホや鍵を突っ込んで、すぐに外に出られる。

ポーチや肩掛けバッグも必要ありません。

 

でも、ニット生地にポケットつけるとき、どんなつけ方していますか?

布帛(のびない生地)と同じようなつけ方をしても、

なんだかモコモコしてしまったり、ビローンと伸びてしまったり・・と

なかなかニット生地にぴったりなポケットの作り方を知っていらっしゃる方も

少ないのでは、と思い。

 

今日は、maffonスタッフおすすめの、ニット生地にぴったりな脇ポケットの

作り方をご紹介します♪

ワンピースやスカート、パンツなどなんにでも使えますよ。

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なにしろ、とっても簡単♪

是非挑戦してみてくださいね。

 

①布を用意します

ポケット 布は1枚でOKです。

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出来上がりは、こんな風にポケットを挟み込むイメージです。

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②前側(スカートの場合は前スカート、パンツの場合は前パンツ、ワンピースの場合は前身頃)とポケットを重ね、

ポケット口の開きどまりと、ポケットから3㎝の部分に、ノッチ(小さな切込み)を入れておきます

+SOR_5573のコピーのコピー

+SOR_5572のコピー

2~3mmの切込みでOKです。1㎝など大きすぎると、服に穴が開いてしまいますので、お気をつけて。

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③前側のポケット付け位置に、「伸び止めテープ(1.2㎝巾)」をはります

ポケット付け位置から3㎝プラスしてはります。先ほど2番目に入れたノッチ(小さな切込み)が目印になると思います。

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伸び止めテープは、ニット用である必要はありません。

むしろ伸びてしまうと困る部分なので、布帛用を使うのがいいです。

伸び止めテープがない場合は、細く切った接着芯でも代用可能です。

 

 

④ポケット口の開きどまりに、三角形の切込みを入れます

さきほど、最初のノッチ(小さな切込み)を入れた場所です。

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1㎝の直角三角形です。伸び止めテープを超えないよう、お気を付けください。

++SOR_5577のコピー

 

 

⑤ポケット口のみ、ロックミシンをかけておきます

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⑥アイロンでポケット口を1㎝、内側に折ります

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⑦ポケット口をステッチで固定します

赤い線の部分を、直線ミシンで縫います。

+SOR_5587のコピー

【ポイント!】

三角形の切込みを入れた場所周辺、縫うのが難しいかもしれません。

目安として、斜めに2針、まっすぐ3針(下の画像、赤い太字部分)

+SOR_5680のコピー

を心がけると、うまくいくことが多いです。

 

 

⑧ポケットの周りにロックミシンをかけます

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⑨前側にポケットを重ね、縫い付けます

クリップや待ち針などで止め、

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ポケット側から縫っていきます。

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二重にステッチをかけると丈夫になります。

二本目のステッチは前側から縫います。

最初のステッチからすべて同じ距離になるように、ゆっくり、きれいに。

ここは服の表側になるため、できるだけ慎重に縫い進めてくださいね。

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この工程を上手くやるコツは、「ゆっくり、丁寧に!」につきます。

 

【ステッチを同じ幅で縫うコツ】

ファスナー抑えを使うと、同じ幅がとりやすくなります。

上手くいかない場合、お試しください。

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ステッチ巾は、お好みで。自分にぴったりの巾を見つけてくださいね。

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縫えました。

ポケット側

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前側

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⑪後ろ側を重ねて、ロックミシンをかけます

前側を縫いこまないように、ご注意ください。

(縫いこんでしまうと、ポケットの口が閉じられてしまいますよ!)

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⑫ポケットの開きどまりより下に、裏側から直線ミシンをかけます

ポケットの開きどまりを見てください。ロックミシンで縫うとき、前側を縫いこまないようにする結果、

開きどまり周辺に、布端が出ていたり、斜めのステッチが出ていたり、ポケット布が見えすぎていたりなど、

きれいに縫えていなかったりしませんか。

こんな時は、

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きれいに縫えていない部分が、脇線からどれくらいか(たぶん2,3mmだと思います)

検討を付け、裏側から待ち針でその場所を印付け。

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裏側(ポケット側)から、待ち針でその部分を印付け。

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待ち針の印から、ポケットの一番下までを直線ミシンで縫います。

+SOR_5632のコピー

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「縫い代を超えてしまっているけど大丈夫?」と思われるかもしれません。

糸の色が違うと、裏側から、少し目立って不安になるかもしれません。

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でも表側からみれば、まったく影響がないので、大丈夫です!

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⑬完成です!

遠目だと、ステッチはそれほど目立ちませんよね。

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このポケット、

とっても使いやすくて丈夫、

つけるのも簡単、

ポケット布も一枚でOK、

前側に縫い付けているからポケット部分がダラーンと伸びてしまうこともない、

と、本当におすすめの形なんです。

 

唯一のデメリットをあえていうなら、表側からステッチが見えてしまうことでしょうか。

ただ、布の色と同じような色の糸を使えば、それほどステッチは目立ちませんよ。

 

黒い糸でポケットが縫い付けられています。

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上にご紹介したのは、ウエスト部分にベルトをつけたり、ゴムをつけて折り込んだりする、

スカートやズボンに便利な形のポケットですが、ワンピースだとそうはいきませんよね。

では、ワンピースバージョンで工程をおさらいしてみましょう。

(もちろん、この形をスカートやズボンに使ってもOKです)

①布を用意

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②前側のポケット付け位置から上下3㎝長く、伸び止めテープをはる

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③伸び止めテープをはった上から、ポケット口の開きどまりに、三角形の切込みを入れる

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④ポケット口のみ、ロックミシンをかける

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⑤アイロンでポケット口を1㎝、内側に折る

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⑥ポケット口をステッチで固定

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⑦ポケットの周りにロックミシンをかける

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⑧前側にポケットを重ね、縫い付ける

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二本目のステッチ

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⑨後ろ側を重ねて、ロックミシンをかける

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前側を縫いこまないよう、気を付けながら!

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⑩ポケット口の開きどまりの上下に、直線ミシンをかける

ひとつ前のロックミシンがギリギリの際をうまくかけていれたら、この工程は必要ありません

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⑪完成

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慣れてしまえば、あっという間にできてしまう簡単脇ポケット。

是非お試しくださいね!

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happy sewing with maffon.