ウィンターホース柄の物語

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

増税前のまとめ買いと、ソーイングの秋が重なったのでしょうか。

たくさんのご注文を受け、嬉しい悲鳴を上げているmaffonオフィスです。

生地の到着を心待ちにされているお客様には、お待たせして大変申し訳ありません。

スタッフ一同、丁寧に、カット作業しておりますので、今しばらくお待ちください。

 

 

さて今日は、秋冬のmaffonの定番柄をご紹介します。

maffonの秋冬、といえば、この柄が上がるのではないでしょうか。

ウインターホース柄。

リバーシブルジャガードニット生地 ウインターホース柄 色:杢グレー/アイボリー

 

キルト生地としても人気で、リピーター様からも好評をいただいております。

リバーシブルジャガードキルトニット生地 ウインターホース柄 色:杢グレー/アイボリー

 

リバーシブルジャガードキルトニット生地 ウインターホース柄 色:ダーク杢グレー/アイボリー

 

 

 

さて、このウィンターホース柄。北欧調のデザインが素敵なのですが。

 

 

調べてみると、意外な事実がわかりました!

 

 

後ろを振り向く馬が向かい合う均整がとれた、北欧柄のようにもみえる飽きのこないデザイン。

現在、maffonの布のほとんどを手がける、小林デザイナーの完全オリジナルというわけではないのです。

 

オリジナルは、maffonの親会社である「丸安ニット」がこれまで編んできた図柄が保存されている

この冊子にあったのです。

 

丸安ニットでは、これまで、何千、何万というデザインを編んできました。

そのデータは、このように冊子としてや、データで保存してあります。

 

maffon発足当時の10年ほど前、

伊藤部長と小林デザイナーの目に留まるデザインがありました。

それがこちら。

 

今も丸安ニットで工場長として働いてくださる山田工場長が

50年以上前、編んだデザインのデータでした。

(山田工場長についてはこちら→ マフォンの布を作る人たち ~山田工場長編~

 

このデザインに心ひかれた伊藤部長と小林デザイナー。

アレンジを加え、maffonオリジナルデザインとして

現代によみがえらせたのです。

 

 

 

 

伊藤部長によると、ウィンターホース柄だけでなく、

何十年前のデザインでも、

現在も色あせないデザインがこの冊子にはたくさん詰まっているとのこと。

これからも、機会があれば、このような丸安ニットの社宝である過去のデザインを参考に

maffonの生地作製もしていきたいそうです。

国産ニットを国内工場で作り続けてきたmaffonだからできることです。

皆さま、乞うご期待ください!

 

 

また、工場長のニット職人としての技術の高さについては、

こちら→ マフォンの布を作る人たち ~山田工場長編~

でもご紹介していますが、

高い技術とデザイン力には、本当に感服させられます。

 

こちらも、ウィンターホースのオリジナル柄があった冊子に残っているデザインですが、

 

ニットで編んだものが、maffonオフィスに飾られています。

 

これを見るたび、あの大きな機械を動かして、細部まで表現する、

製品として生産できる均一な形にする、工場長の技術の高さに

私は感服させられます。

 

 

maffonのお客様にはデザインや、肌触りをご愛顧いただいておりますが、

それを支える裏方の職人さんの存在や技術も、お客様にぜひお伝えしていきたいです。

日本では数少なくなったニット職人たち。

DSC_0408

maffonの生地は決して安いものではありませんが、

国内工場で、その技術に見合った職人さんたちを支えるため、とご理解いただければ幸いです。

 

 

秋冬柄に定番のウィンターホース柄のお話でした。

※こちらのピンク配色は、現在生産しておりません。

 

 

ソーイングの秋、到来です。

ぜひぜひ楽しんでミシンに向かっていきましょう。

 

happy sewing with maffon.