ソーイングファン必見、Eテレ「ソーイング・ビー」

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

 

サンクスパックの予約も締め切り、生地の編み立て、また出荷に向け、
張り切っているmaffonオフィスです。

 

さて、今日は、maffonの生地とは直接関係はないのですが、
ソーイング好きの私、アンジーが最近はまっているTV番組を
ご紹介したいと思います。

それは、
Eテレ「ソーイング・ビー」
毎週木曜21:00~21:30

 

いうならば「洋裁バトル番組」。
年代も男女も仕事も、さまざまな洋裁が得意な人たちがあつまって、
さまざまな課題に挑戦していきます。
作品を作る度、審査員の厳しい指摘、批評があり、
脱落者は残念ながら番組を去り、最終的に誰が洋裁の腕1位かを決める番組です。

イギリスBBCで放映されて好評だった番組。
公式HPはこちら現在はシーズン5まで制作されているようです。

 

ただ洋裁歴が長い人が有利、というわけではなくて、リメイクの回では、
斬新なアイデアを持つ人が選ばれたり、
皆、プロの人ではないので、「あぁ、こういう失敗するする!」など
ソーイングをやる人間にとっては、共感できる部分がたくさんあって、面白いのです。

ソーイングをやらない人にとっても、
制限時間内にできるかのハラハラ、誰が脱落するかのドキドキがあり、
また、特に有力視されていない人でも真剣に布と向き合う様子に、
「頑張れ!」と応援したくなったり。
普段、家庭でどんな風にソーイングを楽しんでいるのかの紹介もあり、
人間模様も楽しめるようになっているので、人気番組となっているのでしょう。

 

 

ちなみに放送済みの1シーズンに出演していた中で、私が好きだったのは81歳のアンさん。
このおばあちゃん、洋裁技術がとても高いだけでなく、

着ている服も素敵で、いつも楽しませてもらいました。

BBCに紹介ページがありました。

The great British sewing bee  Sewers : Ann

職業欄が、「7人の孫のおばあちゃん、主婦」というところもいいですね。

 

 

番組中、うちの息子は、

「うちのアイロンと同じだ!」と、番組中で出演者たちが使うアイロンが

同じ種類のことに反応していました(笑)。


同じ道具を使っていると思うと、より親近感がわき、嬉しくなりますよね。

 

 

そして現在、Eテレでは2シーズン目を放映中。
この2シーズン目で頑張っている出場者たちの中に、チネロさんという女性がいます。

BBCのチネロさん紹介ページはこちら↓

The great British sewing bee  Sewers : Chinelo

 

 

なんと洋裁歴はたった2年ながら、スタイリッシュな服作りで審査員をいつもうならせている人です。

 

実は、このチネロさんのこと、私は放映前から知っていました(個人的な友達、というわけではないです!)。
きっかけは、4年前のNY旅行で本屋で見つけたこの本。

 

「FREEHAND FASHION」。

どうやら型紙なしで作る洋裁本のよう。

本には実物大型紙もついていません。

パターンなしで服を作るなんて、どういうこと??と思い、手に取りました。

日本の洋裁本にはないような、重厚な作りも気に入りました。

 

 

中には、モデルのサイズをメジャーで測って、実際に生地を切って体にぴったりな服を
作る作り方が紹介してあります。

説明は絵が中心。
いつも、かゆいところに手が届くほど細かく丁寧な日本のソーイング本になれていると、
おおざっぱな説明に戸惑うところもあるのですが、
細かいところは自分で調整してね、それもソーイングの醍醐味よ、と言われている気がして、
自分で好きにアレンジしてしまっています。

 

こちらの作品をmaffonのきつね柄で作りました。

袖の部分から、裏面の色が見え隠れするヒラヒラ感が気に入っています。
涼しげな雰囲気で、夏場に重宝しています。

 

作り方は、本当にとっても簡単で、
自分のバストやウエストサイズにぴったりな服ができました。

 

 

こちらの本、日本語版はなくて、残念なのですが、アマゾンのサイトはこちらです。
CHINELO BALLY
「FREEHAND FASHION」
https://www.amazon.co.jp/Freehand-Fashion-Learn-Perfect-Wardrobe/dp/1910496146

KINDLE版もあるようです。
型紙がない服作りの本なので、KINDLEで手に入れるのもいいと思います!
中身は英語なのですが、洋裁中級以上の方であれば、
あぁ、ここはこういうことなんだろうな、と大体わかると思います。

 

モデルの着用写真も、スタイリッシュで、ミシンの横にあるだけで、なかなかテンションがあがります。

 

こんな服の作り方があるんだ!と新しい発見がありました。

型紙なしソーイングも、チネロさん独自のものというわけでなく、

親戚の人に教えてもらった、アフリカ独特の作り方だそう。

古今東西、いろんなソーイングがあるのだなぁと感嘆します。

 

 

服の着心地を決めるのは、素材と同時に、体形にあっているかもとても大切なのだと
教えてもらった本でした。

 

最近、自分の服を作るときは、この本で覚えたダーツの入れ方などを

使って、もともとの型紙からアレンジできるようにもなりました♪

著者のチネロさんに感謝です。

 

 

服の着心地といえば。

一般のお店では、SMLの3サイズ展開がほとんど。ただ、当たり前のことですが、
一人一人、体形は違います。
バストはぴったりでもウエストが合わなかったり、
肩幅が、丈が、どこかしっくりこなくて、ぴったりの服が見つからなかった経験を
されたことは、どなたにもあるのではないでしょうか。

 

ソーイングは自分にぴったりの形にカスタマイズできるのも魅力。
特に大人服だと、体の凹凸にぴったりあった服こそ、見栄えもよく、着心地もいいことを
ぜひ多くの方に知ってほしいです。

 

 

 

さてさて、Eテレでは、
「ソーイング・ビー」が終わって、21時30分からは「すてきにハンドメイド」の流れ・・!
NHKさん、ニクイです。

 

私もソーイング・ビーを見た後は、創作意欲がムクムクわいてきて、
何か作りたくなってしまいます。

 

2シーズン目は佳境に入ってきていますが、誰が優勝するか、私もワクワクしながら見守っています。
ソーイング好きな方にぜひお勧めしたい番組です!

 

今年も、ソーイングを通じたいろんな出会い、可能性を信じて。

happy sewing with maffon.

 

今日、ご紹介したきつね柄はこちらです。

リバーシブルジャガードニット生地 きつね柄 色:ダーク杢グレー/イエローベージュ