こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。
今日は、マフォンの全スタッフ、一押しの生地、ミモザ柄をご紹介します。
通常のマフォンのリバーシブルジャガードニットは2色なのですが、この生地は3色使い。
グレー、アイビーグリーン、イチョウの3色が使われています。
裏側は、こんな風になっています。
いつもの2色リバーシブルのように柄の色が反転しているわけではないのですが、とても上品な仕上がりです。
近くで見ても、
少し遠目でみても、うっとりするような出来栄えの生地です。
生地の方向性(上下)もないので、隅から隅まで無駄なく使うことができます。接結面が多いので、伸びにくく、初心者の方でも扱いやすいと思います。
あふれるように輝いて咲く、満開のミモザ柄。スタッフも念願だった3色ジャガードです。本当に満足のいく出来上がりになっており、多くのお客様に自信を持っておすすめできる商品となっています。
この、見ているだけでもうっとりするような生地で何を作ろうと考え・・・、普段はダーッと縫うソーイングが好きな私ですが、これは一針一針、丁寧に縫いたい!と思い、赤ちゃん用のお洋服を縫うことにしました。
型紙はこちらから。日本ヴォーグ社さんの「いちばんよくわかる赤ちゃんと小さな子の服」から、70サイズのカバーオールです。
赤ちゃん用といっても、カバーオールは結構用尺が必要です。
今回のパターンだと、サイズ70で59㎝必要でした。赤ちゃん用だからと50㎝で買ってしまうと、足りなくなってしまうので、ご注意ください。
生地を裁断する時も、落ち着いた気分で丁寧に、無駄なく切ろうと思わせてくれる生地です。
本当に、切っている時も柄の美しさに見とれてしまうのです。
普段より、丁寧にミシンもかけて、完成しました!
衿には、無地メッシュのダーク杢グレー×アイボリーを使いました。
家には、こんな小さな赤ちゃんはいないけれど、思わず服を抱きしめたくなってしまう可愛さです。
普段はプラスナップを器具を使ってガシガシとめていく私ですが、今回は、一針一針、丁寧に縫いたくて、そして表側にプラスナップの頭が響いてしまうのを避けたくて、17組手縫いで止めました。
表側から見ると、スナップボタンが見えず、上品な仕上がりにできました。
襟を立てても、何だかかわいいです。
そしてベビーといえば、スタイ。
maffonのつくってみようのレシピではまんまるスタイをご紹介しているのですが、
今回は70サイズのベビーちゃんに着けてもらうには、まんまるスタイはちょっと大きすぎるかな、と思ったので、同じ本からスタイを作りました。
裏側は衿と同じ無地メッシュの杢グレーで。
そのまま、どこかの百貨店やセレクトショップに並んでいそうな出来栄えに、なりました。
丁寧に、丁寧に時間をかけて作りましたが、一つ一つの工程が全く苦ではなかったのです。むしろ作り終わってしまうのが残念なくらいの気持ちも持ちました。
きっと、この生地が丁寧に丁寧に工場で編まれ、手元に来たものだからだと思います。
ソーイングの楽しさは、作品を出来上がった時にばかりあるものではないと思います。
今回のように、一針一針、心を込めて縫う時間にこそ、手仕事でしか味わえない楽しさや贅沢な時間があると思うのです。
いつも、「今度はあれを作ろう、終わったらこれを作ろう」とせかされるように急いで作品を作っていた自分にとって、一息ついて、本当のソーイングの楽しさを見つめなおす良い機会を与えてくれた生地でした。
だからこそ、皆さまにもおすすめしたいと思います。
さて、作ったカバーオール、さっそく6か月の赤ちゃんに着てもらいました。
赤ちゃんの時期しか着られないカバーオール。一瞬しかない時期だからこそ、丁寧に作った服を着せてあげると、喜びも格別です。
小さな手に
小さな足。
小さな体にミモザ柄が寄り添います。
スタイもお似合いです。
ちなみに下の画像のトップスも、無地メッシュで作りました。
赤ちゃんの柔らかい肌だから、マフォンのふわふわの生地で包んであげたい。着せる方も嬉しくなります。
そして、余った生地で、90サイズのパンツも作ってみました。
ポケットにしても可愛い柄です。
今回は、子供服を作りましたが、もちろん大人の方向けにも、きっと上品な作品が作れることと思います。
次々と生活に必要なものを作るのも楽しいけれど、
一針一針縫う、その時間こそ贅沢で、ソーイングの醍醐味だと教えてくれた生地、ミモザ柄。
一人でも多くの方に実際にお手に取っていただきたいです。
商品ページはこちらから。
静かに手を動かす時間が、心に落ち着きを与えてくれます。それは目には見えないけれど、心にはとっても大切なもの。
Happy sewing with maffon.