大変、お待たせしました。
この夏、募集しましたエピソード大賞の結果を発表いたします。
今回は、「エピソード」という文の部分が選考基準。
本当にたくさんの素敵なエピソードが集まり、選考にはとても時間がかかりました。
どのエピソードや写真もスタッフの心を打つもので、お客様たちのmaffonへの愛、maffonの生地が皆様の生活に寄り添っている様子を知ることができ、スタッフ一同、とても胸を打たれました。
その中でも、他の作品にはないオリジナリティが光るエピソードとして、
大賞1エピソード、優秀賞3エピソードを選ばせていただきました。
どのエピソードも読んでいてとても幸せな気持ちになるものです。
読者の方にもその幸せが伝わればとても嬉しいです。
是非、ゆったりとした気分で楽しみながら、お読みください。
maffonエピソード大賞
タイトル「抱っこがしたくなる服」
三人仲良く様
今年、第三子を出産しました。先日、双子の上の子達に作ったロンパースをお下がりで着せてビックリ!何この抱き心地〜!!
実はこのロンパース、双子が歩き始めた頃に作った物で、末っ子はそれを生後3ヶ月で着こなしました(笑)。赤ちゃんのほわほわに、他の生地にはない、マフォンさんの生地特有の優しいほわほわ感が加わって、まるでぬいぐるみ。ずっと抱っこしていたいくらいの最高の癒しでした。
同時に、4歳になった双子が「抱っこ〜!」と甘えてくる回数がいつの間にか減っていることに気がついて一人しんみり。こうやって、成長とともに少しずつ親の手を離れていくんだなぁと。
双子が生まれてから始めたニットソーイング。初めて購入した生地がマフォンさんでした。まだまだ手がかかる3人。母のハンドメイドを喜んで着てくれるうちに沢山縫って、沢山抱っこしてあげたいと思います。
maffonより
「何よりもまず、『抱っこがしたくなる服』というタイトルにスタッフ一同、心が躍りました。「抱っこがしたくなる」というこの一文に、maffonが生地づくりに込めるすべての思いが詰まっていると思います。
大切な誰かのために、心を込めて作る服や小物に使える生地-
ふわふわの肌触りの生地-
作ってくださった方の生活に寄り添い、幸せになれるような生地―
そんな生地を作りたいと、日々、より良い生地作りに励んでいます。その気持ちを後押ししてもらったような、胸を打つタイトルでした。
赤ちゃんの「ほわほわ」感とmaffonの肌触りを並べていただいて、本当にうれしいです。新生児の時期は本当に大変で記憶がないくらいですが、また「ほわほわ」の赤ちゃんにmaffonの服を着させて抱っこしてみたいな、と思わせていただきました。
また、応募者の三人仲良く様には、ほかの応募作として、双子ちゃんたちの写真もご応募いただいていました。こちらの成長記録もとても愛らしく、今回許可をいただいてご紹介させていただきます。
双子の子育てをスタッフは経験したことがありませんが、本当に本当に、日々大変だと思います。そんな中でもソーイングを始めて、お子さんたちに服作りをするお母さまに敬意の気持ちも込めて、大賞を贈らせていただきます。」
大賞を受賞された三人仲良く様には、マフォンHPのお買い物で使える10000円分クーポンを贈らせていただきます。
さて続きまして、優秀賞の発表です。
優秀賞 3名
タイトル「曽祖母とネックウォーマー」
nekocan♪(ネコ缶)様
たくさん子供服や小物さんを作ってきましたが、ひ孫たちが選んで祖母に送ったネックウォーマー。「あったけぇごどぉ!(あったかいなぁ)」と喜んでくれた笑顔が忘れられません。
曽祖母も今年、98才になります。このご時世柄、なかなか会えずに寂しいですが今度は大きくなった子供たちと一緒に作って贈りたいなぁと思います。ぴーちゃん(曽祖母)、長生きしてね。
maffonより
「おばあ様に、バンビドット柄のmaffonのネックウオーマーが本当に良く似合われていて、そしてエピソードの文にあった「あったけぇごどぉ!」という言葉が聞こえてきそうなくらいの笑顔に、本当に胸がほっこりしました。ひ孫さんたち、ひいおばあちゃんに似合う色や柄をとてもよくわかっていますね!
コロナ禍で、遠くに住むご家族に会えないつらさがある昨今だと思います。でもそのつらさを、少しでもmaffonのアイテムが和らげていれたら、と願わずには入れません。本当に早く、この状況が終わりますように。会いたい時にいつでも会えて触れあえる日常が戻りますように、と願わずにはいられません。大きくなった姿をぜひぜひ、おばあ様に見せてあげてくださいね」
投稿者のnekocan♪(ネコ缶)様には、ほかにも作品を送っていただいておりました。年の離れたご姉妹とのこと、こちらの作品たちも優秀賞に選ぶか迷うほど素敵な作品でしたので、同時にご紹介します。
こちらのエピソードのタイトルは「転ぶ数秒前、笑。」
「お姉ちゃんの授業参観に行くときには必ずこのお花のコートを着て、走っては転んでいたひよこさん(娘)。キルティングのコートは厚み十分で、何度転んでも破けることもなく大変お世話になりました。」
このにこにこ笑顔の女の子が数秒後に転んじゃったんだ!とイメージさせるタイトルが秀逸でした。転んでしまった妹さんには申し訳ないですが、なんだかほほえましいのです。キルティングで作っていただいたコートが何度転んでも破けることもなかった、というエピソードも、私たちの生地作りに自信を持たせていただける一言でした。
年の離れたお姉さんとのお揃い服も素敵だったのでご紹介します。いつまでも仲良く過ごしてくださいね!
タイトル『 ひとりじめ』
はぐママ様(instagram : @anges_enfants)
『私もミシンしてみたいなぁ…』という娘の一言に、私は「危ないから触らないでね」と伝えていました。気付けば小学4年生になった娘。ミシンの音が聞こえると横から覗き込む姿を見て、これも経験かなと「作ってみる?」と言うと『うん!!』と嬉しそうな返事が返ってきたのでトレーナーを裁断から縫製まで全て挑戦してもらう事にしました。振り返れば私がハンドメイド服を作り始めたのは母の影響でした。小学生の頃に母が手作りしてくれた赤に白の水玉の洋服を着て学校に通っていたことが今でも記憶に残っています。娘が10年後20年後に母親になり、我が子用に服を作る日が来るかもしれない。そんな時、マフォン大賞に応募した思い出のハンドメイド服のことを思い出してくれるかなとミシンを踏む姿を見ていました。子供のロックミシンと向き合う真剣な眼差しを見ることができ、親にとって成長を感じる素敵なひとときを過ごすことができました。大切な大切な娘の笑顔の思い出がまた1つ増えました。最高の笑顔をひとりじめしてしまいました。
maffonより
「本当に、タイトルにある通りの、娘さんの笑顔がとってもとっても素敵です!
そして500字のエピソードの中に、投稿された方のお母さまの姿から娘さんまで、そして娘さんのお子さんへの気持ちまで・・・世代を超えてソーイングに親しまれる様子が伝わってきて、胸がじんとしました。
ソーイングは生活を本当に彩ってくれるものです。娘さんが、maffonの服を手作りした思い出も、娘さんの心の中できっと色あせないことと思います。そんな素敵な記憶をともに歩めて、maffonスタッフとして、幸せです。
これからも「この服で、自分の服を作りたい!」と言っていただけるような生地を目指して、よりよい生地作りに励みます」
タイトル「70→140」
haruna1221様 https://www.instagram.com/haruna1221/
70→140。これはmaffonに出会ってからの6年間で変化した息子の洋服サイズです
子供が生まれる前からずっと親子お揃いコーデに憧れていました。
既製品ではなかなか自分が着たいと思えるお揃い服に出会えなかったので、自分で作ろうと思ったことから私の服作りが始まりました。
maffonに出会ったのは息子が1歳になった時です。ニットソーイング教室に通い始めて親子お揃い服を作るようになりましたが、ニット生地は店舗に種類が少なくネットで探していて偶然maffonを見つけました。
作り始めた頃は70サイズだった子供の服が、今では140サイズに。私の服と並べてもそんなに大きさが変わりません。子供が大きくなるにつれ購入する生地のメーター数も、0.5m、1m、1.5mと年々増えていきます。
出費はかさむけれど、子供の成長を洋服作りの中でも感じられて嬉しいです。
息子は11月で7歳になります。
去年着ていた服はきっと小さくなっているので、そろそろ冬服を作り始めないと。
息子と私の洋服入れには、今もmaffon柄がたくさん詰まっています。
maffonより
「70→140。息子さんの成長を感じさせていただきました。
お揃いコーデをしたい、というのは、新たにお子さんを持つお母さんなら、きっと一度は持つ思いなのではないでしょうか。maffonの生地は大人の皆さんにもぜひぜひ着ていただきたい生地です。お子さんとお揃いといっても、決して子どもっぽくなるわけではなく、首元などワンポイントで生地を活かす使い方など、コーディネートの参考にもなる写真にも惹かれました。
maffonの生地は決して安くはないので、ご出費が多くなってしまって申し訳ないのですが、それでも「子どもの成長を服作りを感じられて嬉しいです」というお言葉、ありがたく感じました。
自身も子どもを持つスタッフも、本当に同じことを感じています。たった50㎝でできていたパンツやトップスが、もう1mでなくてはできなくなりました。
本当に、ソーイングを通じて、成長を感じます。そんな思いを共有させていただけるエピソードでした」
優秀賞の受賞者には、マフォンHPのお買い物で使える5000円分クーポンを贈らせていただきます。
以上、大賞・優秀賞合わせて4作品を選ばせていただきました。
ただ、賞に選ばれたなかったエピソードも、本当に素晴らしいものばかりで、本当に選ぶことは大変でした。
一つ一つのエピソードをじっくり読ませていただきました。また、maffonへ一言の欄に書かれたお言葉、スタッフ一同、とても励まされれました。
生地を通じて喜びを届けることができ、また使っていただいた方から喜びをmaffonに返してもらえる、そんな幸せなやり取りができること。ご応募いただいた皆さんに、感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんの皆さんのご応募、本当にありがとうございました。
そして、大賞、優秀賞以外にも、ぜひ、maffonのお客様にこの作品を知ってほしい!共有したい!と思う作品がまだまだたくさんありました。賞には選ばれませんでしたが、ぜひぜひご紹介したい作品たちを、次週、エピソード大賞番外編としてご紹介させていただきます。そちらも楽しみにしていただけたら嬉しいです。
maffonの生地を通じて、皆様と幸せが共有できることに、本当にスタッフ一同喜びを感じると同時に、よりよい生地をお届けしなければ、と気持ちを引き締めています。
たくさんのご応募、本当にありがとうございました。
Happy sewing with maffon.