今年のmaffonはコラボ生地がいっぱい!
鎌倉スワニーさん、イラストレーターくしゃかわさん、陶芸家キムホノさんと
本当に素晴らしい皆さんとのコラボが実現しました。
このブログではそのうちの一つ、
愛知県瀬戸市在住のキム・ホノさんとのコラボレーション生地をご紹介します



キム・ホノさんプロフィール
PROFILE
金 憲鎬(キム・ホノ)
1958年愛知県瀬戸市生まれ。愛知県窯業高等職業訓練校を経て、瀬戸の窯元に勤める。1985年、27歳で初個展を開催。以来40年間、変わらず独創的な作品をつくり続けている。


今回、キムさんの原画をもとに、3種類のmafffonのリバーシブルニット生地が生まれました。
「位置柄」

「路地柄」

「家柄」

の生地たちです。
コラボレーションは、maffonの小林デザイナーの長年の夢でした。
キムホノさんのことを知り、作品を拝見するたび、その作品のまっすぐさ、そして原画の心地よい線に、ずっと惹かれてきたという小林デザイナー。


いつかmaffonの生地でキムさんの作品を表現できたら、とずっと心に思い続けてきたそうです。
全国で個展を開き、お忙しいキムホノさんですが、小林デザイナーの熱い思いにお応えいただき、今回、maffonとのコラボレーションを快く承知してくださいました。

モチーフとなっているのは陶芸家であるキムホノさんが描いた原画。
「何年も生地のデザインをやっているけれど、あんなに気持ちのよく美しい線や形はなかなか努力しても描けません。アーティストだからこそ、描ける線だと思います」と小林デザイナーは話します。
今回のコラボ生地は、キムホノさんの絵を忠実に繰り返すことを念頭に生地を仕上げました。



長靴にもお家にも地図にも、なんだか秘密の空間に通じる特別な通路にも見える・・
見る方の想像力を刺激するような、可能性を持ったアーティスティックな生地に仕上がりました。



見る人によって全く違うものが想起され、見る人の心を引き込むキムホノさんの描く世界。
生地で表すことができたのはほんの一部ですが、その世界観を感じていただけたら嬉しいです。


もちろん、いつものmaffon生地のように、両面で配色が反転するリバーシブル仕様。
綿100%、ふわふわの肌触りも変わりません。

通常、「maffon」のロゴが入る生地端の「耳」の部分には、
KIMHONOさんのお名前も入っています。生地の端々まで、楽しんでいただけたら嬉しいです。

キムホノさんの伸びやかな創造性を感じられる唯一無二のアーティスティックな生地。
どんな形の作品に仕上げていただいても、きっと見栄えするお洋服や作品に仕上がるとおもいますが、
もし裁断するのに気がひけてしまう時は、ベッドカバーとして使ったり、壁にそのままかけてインテリアとしてお使いいただくのもおすすめです。

キムホノさんのお家では、キムさんのファンの方にはおなじみ、猫ちゃんもご愛用頂いているようです!

キムさんの本に、こんな一節がありました。


「ものが生まれて来るには物語がある。
すなわち、つくる人が生きていると言うことだ。」
全身全霊で、創作活動に向かう芸術家のキムホノさん。
私達maffonはニット工場であり、芸術家ではありませんが、
「ものづくり」の担い手として、人々の手から「もの」がうまれ、そして人々が紡ぎだすストーリーがあるということ、技術は生きた人々が継承しなければ廃れ、いつか消えてしまうこと、を日々、間近に感じています。
国内では数少なくなったニット工場の一つとして、ものと人との関係について考える中、
このキムさんの言葉が、スタッフの心に響きました。
作り手の息吹が感じられる生地。
是非芸術家の絵を身近に感じられるアイテムとしてお使いいただけたら幸いです。
こちらの生地は4/17(木)~19(土)に東京ビッグサイトで開かれる「日本ホビーショー」で初めて販売いたします。

2025日本ホビーショーについてのブログ記事はこちら!
キムホノさんとのコラボ生地につきましては、
ホビーショー後、maffonのHPや実店舗でも準備でき次第、アップ予定です。
ホビーショーに行けなくて残念!という方はもうしばらくお待ちいただけると幸いです。
アーティストの原画をもとに、大切に生み出され、職人たちが作ったリバーシブルジャガードニット生地が、皆様の生活を彩り、創造性あふれる心を持つきっかけにつながりますように。

Happy sewing with maffon.