こんにちは!マフォンです。
暑い、暑い夏がやってきましたね。
みなさん、夏のソーイング、楽しんでいらっしゃいますか?
今日は、新たにmaffonスタッフに加わった、
ソーイング初心者の市川さんこと「マッシュ」の挑戦記をお送りします。
肌つやつや、ほんわかな雰囲気のマッシュは4歳児と2歳児のママ。
ソーイング歴は、
「中学校の家庭科以来、ミシンに触ったことありません。
子どもの保育園で、ぞうきんと巾着が必要だったから、ミシン買いました!」
というくらい、初心者さん。
(ちなみに、マッシュというのは、市川さんが中学生のころのあだ名。
市川さんの雰囲気にぴったり、ということで、ブログでも採用させてもらいます(笑))
でも、どんなことでも、初めはみんな、初心者さん。
「ミシンに触ったことがない」「ニット生地って縫うのが難しそう・・・」という方に是非読んでいただき、
「ニット生地も縫うのが楽しい!」と思ってもらえるような記事をお送りします。
初心者さんは必見ですよ!!
さて、今回マッシュが挑戦するのに選んだのは、
まん丸スタイ。
レシピはこちら → ころっと可愛いリバーシブルのまん丸スタイ
親戚がベビーラッシュだそうで、
生まれてくる女の子のために、何か手作りのプレゼントを!ということでスタイを選びました。
選んだのは、こちらの生地。
リバーシブルジャガードニット生地 ピジョン柄 色:フレンチピンク/ムーングレー
裏側はこちら。
リバーシブルジャガードニット生地 ベーシックドット柄 色:ラベンダー/レモン
(↑こちらのドット生地はSOLD OUT中です。申し訳ありません。再販ご希望の方は、メールなどでリクエストをお願いします)
印刷したレシピとブログをじっくり読みながら挑戦!スタートです!
まずは ①型紙を載せて、生地を裁断する
ここでマッシュが驚いたのは、
重しをのせて、裁断すること!!
「中学で習った通り、チャコペンで生地に写すんだと思ってました・・・」(by マッシュ)
ソーイング、しばらくやっている者にとっては当たり前ですが、
確かに、中学校では、チャコペン使って、切る線を写してましたね。
初心者さん、重し、使ってください!チャコペン、必要ないですよーー。
ゆっくり、慎重に切って、所要時間は40分でした。
(意外に時間、かかったと思われました?
ここ、ソーイングあるある、なのですが、
意外にミシンで縫う時間より、
型紙を準備したり、裁断したりと、ミシンをかける以外の時間の方が
長かったりします。
最初は、ミシンをかけるのを待ち切れず、イライラしてしまうかもしれませんが、
料理においても、なにごとも、大切なのは、
下準備です!
ソーイングを何年もやっていればわかるのですが、ミシンをかける前に、いかに準備しておくかが、作品の完成度を大きく左右します!
早くミシンをかけたくても、ここはグッと我慢。きれいに型紙通りに裁断してくださいね。
その努力は必ず報われます♪)
お次は ②中表でミシンで縫う
さあ、ここでやっとミシンの工程です。
でも、マッシュ、
「1cmの縫い代、特に首の部分のカーブが難しくて、ガタガタになってしまいました・・・」とのこと。
こちらが、マッシュが「ガタガタになった」と言った部分。
裏からみると、確かにガタガタにはなってますが・・・
表に返せば・・・
ガタガタは目立ちません!
気にしなくてダイジョーブ!!
(ここも、ソーイングあるある、「表に返せば、目立たない」。
作った服や作品を至近距離でジロジロ見る人なんて、いません。
遠目で見れば、きれいきれい。細かいことに気にせず、どんどんソーイングを楽しみましょう♪
縫えば縫うほど、上達するのが、ソーイングです!)
縫えました!
ゆっくり縫って、15分、かかりました。
表に返してから、
最期に ③マジックテープを付ける。
ここでマッシュ、「マジックテープだし、レシピにも書いてないからいいと思って・・・」
とマジックテープをつけるのに、返し縫いをしませんでした!!
そうしたら、やっぱり、、、
マジックテープは取れてきてしまいます(涙)
レシピに書いてなくても、どんな時でも、何を縫うときでも、ミシンで縫うときは
返し縫いは必要ですよ!!!
もう一度、上から返し縫いしましょ。
縫い付けるのに、10分くらい、かかりました。
さてさて、
ソーイング初心者、マッシュの作品、出来上がりました!!
所要時間は
1時間5分。
スタイも買ってしまえば、確かに早いもの。
でも、心を込めてマッシュが作ったスタイは世界にこの一枚だけ。
親戚のお子さんも、きっと喜んでくれるでしょう。
さて、初心者マッシュからの質問、
「生地の方向って何ですか?」
はい、ではここで、
布を裁断するときには、欠かせない知識、「布の方向」について、回答しましょう。
マフォンのようなニット生地でも、伸びない布帛(ふはく、と読みます)でも、
あらゆる生地には方向があります。
この方向のことを、「布目(ぬのめ)」とも言います。
そして、ほとんどの型紙(パターン)には、矢印→が書いてあります。
布の方向(布目)と型紙の矢印が同じになるように、配置するのが
正しい型紙の置き方です。
ここで、「じゃ、どうやって布の方向(布目)を見つけるの?」
と思われた方!いい質問です。
次に、布の方向(布目)の見分け方を見ていきましょう。
まずは、
「生地の耳(端)に平行なのが、布目」と覚えてください。
耳に平行になるように、型紙を置けば、大丈夫、ということですね。
また、こんな布目の見つけ方もあります。
布を縦、横、2つの角度で引っ張ってみてください。
伸びにくい方向、伸びやすい方向があるのがわかると思います。
この
伸びにくい方が、布の方向(布目)です。
耳を切ってしまった生地などを扱う際、やってみてくださいね。
ニット生地だと、わかりやすいのですが、
布帛の固い生地だと、両方向にひっぱっても、
布目がわかりにくいものも結構あります。
そんなときは、布目を気にせず裁断して大丈夫ですよ(笑)。
この布目、
例えばTシャツだと、完成したものは、こんな布目になっているはずです。
布目は、「伸びにくい方」、でしたよね。
方向を間違えると、せっかく作ったTシャツの丈がのびてしまったり、
横に伸びなくて、着ることができなくなってしまいます。
繰り返しになりますが、
布目と型紙の矢印は「平行」になるようにおいてくださいね。
斜めにおいてしまうと、出来上がった服の一方だけ伸びたりしてしまいます。
さてさて、
マフォンの工場もちょっと覗いてみましょう。
今、まさに生地が編まれていくところです。
このように、円筒形の機械で編まれていくのですが、
どの方向が布目か、ピンとこられる方もいるのでは。
そう、この方向が、「布目」です!
ソーイングの基礎知識、「布目」について、
わかっていただけましたでしょうか?
さてさて、マッシュ、お疲れさまでした!
親戚のベイビーちゃんも、手作りスタイ、きっと喜んでくれますよ♪
こんな風に、中学校以来、ミシンに触ったことがない、初心者さんでも、ちゃんと作れます。
是非みなさんも、挑戦してみてくださいね!
一つ一つ、ゆっくり工程を踏めば大丈夫ですよ♪
Happy sewing with maffon.