組み合わせが楽しい~ミレットパターン柄ご紹介~

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

今日は、これからの春にぴったりの、「ミレットパターン」柄をご紹介します。

点や線など、温かみのある模様が続きます。

近くで見ると、細かく、遠目でみると、大きなデザインの配置が魅力的な柄です。

ミレット=millet は、英語で「キビやアワ、ヒエなど雑穀類の総称」。

デザインした小林デザイナーによると、

穂が風に揺れる広々とした畑を、鳥の目線から見たところを想像してデザインしたそうです。

そう聞くと、広大な大農園の麦畑のイメージが、生地の上で広がります!

穀物の畑を俯瞰してみているような、気がしませんか。

そして、この柄をデザインした時に小林デザイナーが心がけたのが、

「ほかの柄と組み合わせたときに、引き立つ柄にしたい」ということ。

マフォンをご愛用いただいているお客様の中は、たくさんの生地を大切に使っていただき、

右袖、左袖、前身ごろ、後ろ見頃を違う柄でもうまく組み合わせ、絶妙な統一感で一着の布を作ってくださることもあります。

素敵な作品の一例です(昨年のマフォン大賞の佳作作品より)

でも、それは、枚数をたくさん買っていただいてこそ、できること。

(リピーター様には、いつもご愛用いただき、本当に本当に感謝しております)

そして「柄×柄は、組み合わせがとっても難しい・・」というお声もよくお聞きします。

maffon初めましての方や、初心者さんでも、気軽に柄合わせを楽しんでほしい、

柄合わせでソーイングの楽しさがもっと広がることを知ってほしい、

との思いから、ほかの柄と組み合わせやすい、主張しすぎず、

でも大草原でたなびく穀物の穂のように、人の心を引き付ける魅力を持つ柄。

そんなたくさんの思いが込められ、「ミレットパターン」は生まれました。

同配色や似た配色のマフォンの柄と組み合わせると、柄合わせを楽しんでいただけるのが

きっとご実感いただけると思います。

コーラルピンク/アイボリーの配色なら、

ユニコーン柄

マーメイド柄 などが、同じ配色です。

コーラルピンクはミントとの相性も、とっても春らしくなってオススメですよ。

全く同じ配色でなくても、一色が同じであれば、統一感を持たせやすいです。

例えば、レモン/アイボリーの配色なら、

同じレモンを使った配色のキリン柄や、

ソフトクリーム柄

ジェリーフィッシュ柄

と合わせても、違和感がありません。

そんな、ほかの柄を引き立てる、柄合わせにおすすめな

ミレットパターン柄。

今回は、カデットブルー/アイボリーのミレットパターン柄と、

同じくカデットブルー/アイボリー配色のユニコーン柄

を使って、ワンピースに仕立てました。

(130㎝サイズ、モデル身長130センチ)

みずみずしい女の子の透明感がそのまま生地に反映されたようなワンピースに仕上がりました。

見頃と袖の柄の違い、どちらの柄の良さも活かされた、お互いを引き立てる仕上がりになりました。

今回のパターンは、maffonのフラワーリング柄を表紙に使っていただいている

日本ヴォーグ社さん刊「増補改訂版 いちばんよくわかるロックミシンの本」

の中の、ボートネックワンピース(130㎝サイズ)です。

スタッフもおすすめの「いちばんよくわかる ロックミシンの本」。

本を紹介したブログ記事はこちらです→「いちばんよくわかる ロックミシンの本」表紙にmaffonのフラワーリング柄が使われています

maffonのHPでも、こちらの本を販売しております。

↓ご購入はこちらからどうぞ。

日本ヴォーグ社 いちばんよくわかるロックミシンの本

レディスは7~13号、キッズは100~150㎝、一部メンズサイズも対応した充実のサイズ展開で、

ソーイング初心者さんはもちろん、中級者さんでも、縫い方の復習になったりと

マフォンスタッフもおすすめできる一冊になっています。

今回のボートネックワンピースは、ポケット付きの仕様。

以前、ブログでもスタッフおすすめのニット生地のポケット作り方はご紹介したのですが、

SOR_5686

SOR_5515

【保存版】とっても簡単♪ニット生地向け脇ポケットの作り方

今回、本に載っている作り方は、見頃に縫い付けない仕様でした。

切り込みの入れ方など、私はこれまでやったことがない付け方で、また色々と勉強になり、

作っていてとても面白かったです。

ポケットに限らず、ソーイングは、いろいろな方法があるもの。

いろんな作り方を覚えていって、

自分やミシンにあった方法や、生地にあった方法を見つけていくことが、

上達への道なんだなぁと最近感じています。

さて、ミレットパターンに戻りましょう。

この時期ならではの、マスクもハギレで作りました。

最近、マスク不足もあり、注目度が増す手作りマスク。

洗ううちに伸びていってしまうことがあるため、

私は裏地に薄い布帛やガーゼの伸びない生地を組み合わせて作っています。

たくさんの魅力がつまったミレットパターン柄。

ぜひ、皆さんもお気に入りの柄との組み合わせや使いこなしで、

ソーイングの広がりを楽しんでくださいね。

一人でも多くの方に、ソーイングの楽しさを伝えたい。

happy sewing with maffon.