こんにちは!
今日は、maffonでも人気の多色ジャガードのカラーブロック柄、「ネガボーダー柄」をご紹介します。
通常のリバーシブルジャガードニットは2色使いで表と裏が反転しますが、この切替ジャガードニット生地は4色使い。生地巾もたっぷり160㎝あります。
表と裏で、色使いが反転。同じように見える四角も、サイズが微妙に違います。また、直線もあえてゆるやかな曲線が出るよう、工夫しました。
シンプルに見えて、熟練のニット職人の技術や、たくさんの工夫が詰まった生地です。
一見、同じ四角の連続かと思うのですが、よく見ると、四角の大きさも微妙に違い、また、横のライン全体も波打つように緩やかな曲線を描いており、生地全体のデザインに動きをもたらしています。
そして、使っている糸は4色なのですが、マフォンの特色でもある、両面使えるリバーシブル仕様にするのは、本当に高い技術が必要なのです。
これらの技術を支えているのが、山田工場長。
優しい笑顔がとっても素敵な工場長。
熟練の技術とどうすれば生地が生み出せるかの探求心は随一。
他の人がキズが出るから、編めないという生地でも、工場長はどこに問題があるのか考え続け、実際に編んでしまうんです。
「工場長の知識、技術、経験がなければ、編めない生地はたくさんある」と皆が信頼を寄せています。
山田工場長についてはコチラの生地をぜひお読みください。今、お手元にあるマフォンの生地も、熟練のニット職人たちが技術と知恵を結集させ、出来上がったふわふわのリバーシブルジャガードニットだということ、お客様に少しでも伝われば、とてもうれしいです。
そんな工場長の技術と知恵が詰まった生地、最近は見かけなくなりましたが、銀塩カメラのネガフィルムにちなみ、「ネガボーダー柄」と名付けました。
小さな柄なので、子供服やワンちゃん服にぴったりです。
お気に入りのわんこのぬいぐるみとおそろいを作りました。
よしよし。本物のワンチャンはちょっと怖いけど、お人形さんなら大丈夫だね。
サイズは120で作りました。
パターンはこちらの本から。
後ろ側。
わんちゃん服はこちらの本から、Tシャツを。
実は、ワンチャン服を作るのは初めてだったのですが、このご本のおかげで、スイスイ作れました。ワンチャンって、人間より体型もさまざま。どうやって作るのかなぁ?と常々疑問だったのですが、細かなサイズ別に型紙が分かれており、本当に研究されて作られたパターンだと感服しました!
ちゃんと頭も入って、でもだらりとしない作り。素晴らしいです。
人間用だと「前見頃」「後ろ見頃」と呼ぶのですが、「腹見頃」「背見頃」という呼び方にも、キュンとしました。
子どももワンチャンも、ぴったり服が作れました!
季節を問わず、着られる服です。緑にも映えます。
微妙な四角の大きさの違いや緩やかなボーダーのライン、細かいところまで大切に編まれたデザインだからこそ、出来上がった作品を眺めるたびに嬉しくなります。
暑いけど、必要な時はマスクしようね。シマウマのマスク。
両面生かすために、パーカーなど中が見える服もいいかもしれません。
暑い夏、クーラーの冷えから体を守るためのブランケットにしても、お部屋のワンポイントになりそうです。
素敵な作品を作ってみてください。
maffonの生地は決して安いものではありません。でも、お客様に納得いただける高いレベルの、本当に良いものを目指し、職人たちが作りだしているものです。
マフォンと一緒に歩んでくださるお客様にも生地についてより知っていただき、普段のソーイングをもっと楽しんでもらえれば、スタッフもとてもうれしく思います。
ニットについて、こちらの記事もぜひご参考にしてください。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
Happy sewing with maffon.