こんにちは!maffonのアンジーです。
今年の冬は暖かいですね。11月でもびっくりする気温の高さ。でも寒い冬本番ももうすぐ訪れそうです。
今年はコロナもあって、緊張をなかなか緩められませんが、どうぞご体調などお気を付けください。
今日は、冬本番に大活躍しそうなこちらの生地、ジャガードキルト生地のブラインドボーダー柄をご紹介します。
マフォンが誇る技術の一つ、「キルトニット」。
中綿がたっぷりと入り、肉厚でふわふわとあたたかいキルト生地になっています。しかもリバーシブル!工場で長年働く職人さんたちの高い技術があるからこそ生み出せる生地の一つです。
通常キルトニットといえば、キルティングしたい布に中綿を縫い付けて・・という工程があるのですが、この生地ならそれが省けてとっても楽々です♪
こちらのブラインドボーダー柄は2018年の新作として発売時、このブログでもご紹介させていただきました。
ただ、今年の生産分は昨年より改良を行っています。
これまでのキルトはもこもこを追求し中綿量を増やしたのはいいのですが、重さがでてしまいました。より着心地のよい「軽くて暖かい」を目指し、軽さを出す調整をしたため、昨年よりも厚みが薄くなっています。中綿量が昨年よりも少ない生地となります。どうぞご理解の上ご購入をお願いいたします。
実際に触ってみると、確かに、これまでより薄いな、という感じですが、その分じ、取り扱いやすくなっています。
今回はこちらのブラインドボーダー柄を使って、ベビーベストを作ります。
パターンはこちらの本から。
「挫折しない!子ども服レッスンBOOK」(日本ヴォーグ社)
から、
80サイズのベストです。(本には120サイズまで載っています)
ちなみにこちらの本では、maffonのハリネズミ柄を使った作品をご掲載いただいています!
「挫折しない!」と題名にもある通り、初心者さんにもわかりやすく、丁寧な説明が書かれています。ぜひ気になられた方は書店などでお手に取ってみてくださいね。
今回はベビー用サイズの80サイズを選びました。
ベビーベストは初めてのお子さんを持った時や、初めての作品作りにとってもおすすめです。
なぜなら、
- 赤ちゃん期、ベストはとっても重宝します。温度調節にとっても役立ちます。着る回数が多いほど、やはり作る喜びも大きいので、ソーイングの楽しさを実感していただけます。
- 80サイズでも70サイズの赤ちゃんが少し大きめに着るなど、ベストなら長く着られます。
- もちろん、出産祝いなど贈り物にも最適
- ロックミシンなしでもできる
- リバーシブルで着られる
などの理由があるのですが、
私にとって一番のおすすめポイントは、
- 作り方が簡単。縫い代が出ない作りなので、細かいミスなど目立ちにくい。どんでん返しの作り方が面白い
です!
私もソーイングを始めてすぐ、ベスト作りに挑戦しました。
「どんでん返し」と呼ばれる作り方で、最後にきれいに縫い代が見えなくなって、「この方法考えた人、すごい!ソーイング楽しい!」と感動したのを覚えています。
説明に沿って作るだけで、あら不思議、縫い代が見えないリバーシブルのベストができます。
以下、どんでん返しの仕方を簡単にご紹介します。ぜひ挑戦してみてください。(実際に作られる時は本の説明をしっかり読んでくださいね!)
生地は、ドットリボン柄のミモザ×アイボリーを使います。
名前の通り、ドットがついたリボンです。小さな柄なので、ベビー服にぴったりです。
ブラインドボーダー柄を切る時は、すこしご注意を。
裾など、横にまっすぐな直線部分を切る時、生地にまっすぐラインが入っているので、ついついそこに合わせて裁断してしまいがちなのですが、
ラインに沿って切ると、下のように、中の綿がごっそり出てきてしまいます。
これを防ぐために、
ラインから1~2mm外側を裁断するようにしてください。
そうすれば、綿も出てきません。
注意して裁断してみてください。
さて、型紙通りに、ドットリボン柄と、ブラインドボーダー柄、それぞれ裁断したら、
それぞれの生地の肩を縫って、
アイロンで縫い代を割っていきます。
赤ちゃんのものだと思うと、一つ一つ、丁寧に仕上げていこう、と気分が高まります。
ドットリボン柄とブラインドボーダー柄を合わせてぬいます。
特に肩線の部分は上下がぴったり合うように、気を付けて縫ってくださいね。
縫い終わったら、縫い代を5ミリくらい切っておきます。
出来上がった時、縫い代部分がごわごわ、もこもこしてしまうのを防げます。
角も、ミシンで縫った部分より内側に行かないように、角から2,3ミリのところで切っておくと、表に返した時に角がパリッときれいに出ます。
下の画像のように、カーブ部分に切り込みを入れる方法もありますが、
マフォンの生地はニット生地で伸縮性があるため、細く縫い代を切っていく方が、出来上がった時のごろつきが少なく、おすすめです。
肩のところから前身側を表に返して
脇部分を合わせて
脇を縫います。(この部分は画像ではわかりづらいかもしれませんが、本ではわかりやすい絵もついているので、ぜひご覧ください!)
返し口を残して裾を縫って、
表に返して
返し口を「コの字閉じ」で閉じて
ホックをつければ(今回は大きめの2㎝ホックを縫い付けました。大きくてかわいいのですが、そのままつけると着脱時の力がかかったとき、ニット生地が伸びたり破れてしまわないか少し心配です。大きめホックを縫い付ける時は、縫い付ける部分の裏に接着芯を付けて補強しておくことをお勧めします!)
かわいいリバーシブルベストの完成です!
ふかふかで温かそうです。
ちらりと見えるブラインドボーダー柄。
裏返してみると、
こちらもかわいいベストになっています。
ブラインドボーダーの凹凸がなかなか他にはない個性があります。
ファッションに合わせて使い分けられるのが、リバーシブルの良いところですね!
実際に6か月の赤ちゃんに着てもらいました。いつもサイズ70を着ている赤ちゃんです。
ちょっと大きめですが、重ね着するベストですし、どんどん成長する赤ちゃん期、少しくらい大きめでも長く着られるので良いと思います!
ちなみに、ベストの下に着ているのは、無地×メッシュのアイボリーで作った長袖です。こちらはサイズ70で作りました。
こちらはもちろんふわふわマフォンの肌触り。シンプルですが、上品さも演出でき、出産祝いにもぜひおすすめしたいです。
さてさて、とってもかわいいこのベスト、パピー柄のパイングリー×アイボリーを使って男の子用も作ってみました。
パピー(子犬)の大きさは、横約3cm×縦1.8cm。小さな柄なのでベビーや小型のワンちゃん、小物使いにぴったりな柄です。
ブラインドボーダー柄は、黒×杢グレーにしました。
ベビーだけど、かっちりかっこいいベストに仕上がりました!
色んなボトムスに合わせて、オシャレが楽しめそうなベストです。
2着並べてみました。
双子ちゃんが着ても可愛いです。
裏側です。それぞれかっこよさとふんわり感が演出されていて、同じ型紙で作っても、本当に配色でイメージが変わるのがソーイングの面白さでもあると思います。
是非、本格的な寒さを迎える前に、皆さんの大切な方へ一着、作っていただけたら嬉しいです。
今日ご紹介した生地はこちら。
ドットリボン柄、その他の配色もあります。こちらからどうぞ。
パピー柄はこちらの配色も可愛いです。
無地×メッシュは色々な色があります。こちらからチェックしてみてくださいね。
今日も読んでいただいてありがとうございました。
Happy sewing with maffon.