「ふふふ・ふわふわジャガードニットマスク」 パターン・レシピ

春を迎えました。ただ、誰も想像していなかったような、大変な春になりました。

お住まいの場所によっては、外出を自粛しなくてはいけない地域の方もいらっしゃると思います。

マスク不足は各地で続いているようです。

そんな方の少しでも助けになればと思い、スタッフが試行錯誤を重ね、考えに考えて作ったmaffonオリジナルの「ふふふ・ふわふわ ジャガードニットマスク」のパターン(型紙)、レシピを無料で公開します。

目指したのは、大人の女性でも身に着けられる、上品なマスク。

大人の女性が身に着けても恥ずかしくなく、愛用できるものをと考えてパターンを作成しました。

そして、maffonといえばリバーシブルジャガードニット。

「ニット生地」とは、Tシャツなどに使われる「伸びる生地」。

伸びるからこそ、お顔へのフィット感は布帛(伸びない生地)よりもあるのです。

ニットの伸びる特性を生かしたパターンを、試作を何度も繰り返し、完成させました。

特に、鼻の部分の凹凸に沿うように、つんと盛り上がった形や、あご全体を包み込むような形に工夫を凝らしました。

作り方も、ミシンを普段触ったことがない方でも作りやすいように、できるだけ簡単な作り方にしました。

さらに、maffonが自信を持ってご提供するのが、その、ふわふわの極上の肌触り。

そのmaffonの生地を二重に使い、ふんわりとお顔を優しく包み込むマスクレシピです。

最近は、市販の不織布マスクだけでなく、手作りマスクを作るためのガーゼ生地やマスク用のひもなども品切れが続いているようです。

マスク用のひもを使わず、ウレタン素材の生地を代用した方法もご紹介します。

見た目はゴムより太いのですが、実際に着けてみると、柔らかなあたりで、とっても快適です。ゴムで耳の後ろが痛くなってしまう方には、ぜひおすすめしたいです。

お家にいる時間が長くなる時期。

どうしてもスマホなどを触って、時間を過ごしがちですが、

こんな時こそ、ミシンに向かって黙々と手を動かすだけで、

不思議と心が穏やかになるのが感じられるはずです。

この型紙・レシピが、どなたかの支えになればと思います。

このブログでは、

  • 基本の作り方
  • おすすめ配色
  • 季節に合わせたおすすめアレンジ
  • キッズサイズは縮小コピーで
  • お手入れのアドバイス
  • 新しいマスクキットのご紹介

に分けて、ご紹介していきます。

基本の作り方

人気のダリア柄(杢グレー/アイボリー)無地×メッシ(フレンチローズ/アイボリー)を使います

■糸は、通常のミシン糸を使います(シャッペスパンなど)

洋服など、普通、ニットソーイングには、レジロンなどニット生地専用の伸縮性のあるミシン糸をお勧めしています。伸びるからこそ、伸縮のある服でも糸切れが防げます。ただ、今回のマスクは伸びる必要がなく、逆に伸びてしまうと形が崩れてしまいます。布帛(伸びない布)用のミシン糸をお使いください。

手芸店で「普通のミシン糸」としてたくさん並んでいるタイプの糸です。糸の種類も、一般的な60番でOKです。

では、作りましょう。

①型紙に合わせて生地を切ります

型紙の向きを確認して、外布、内布、それぞれ二枚ずつ、カットして下さい。

よくやってしまいがちなのが、同じ方向で二枚カットしてしまう間違い。

このような間違いを防ぐために、一枚切ったら、その一枚を裏返しておいて、もう一枚カットすれば、間違いが防げます。

■より仕上がりを美しくするためのアドバイス!

(初心者の方や、急いで作られる方は飛ばしても大丈夫な工程です)

裁断の際、内側に来る内布の周りを2ミリほどカットしておきます。

こうやって、内側の布を少しだけ小さくカットしておくことで、出来上がった時、外側から内布の端が見えてしまうのを防げます。ソーイングは、こんな小さな積み重ねで、出来上がりが変わってくるもの。余裕のある方は挑戦してみてくださいね。

②外布、内布それぞれの中央を縫い合わせます

裁断した生地を外布、内布それぞれ中表(外側に来る方が内側で合わさるように)重ね、中央部分を縫います。

縫い代は7ミリです。ほとんどのミシンで、押さえ金の端に合わせて縫えば7ミリで縫えていると思います。

縫いはじめと縫い終わりの返し縫いは省略しても大丈夫です(あとの工程でさらに上から縫うため)。ただ、心配な方はもちろん、ソーイングの基本・縫いはじめと縫い終わりの返し縫い、してくださいね)


内側の布も同じように縫います。

縫い終わったら、縫い代をアイロンや手芸用のへらで割っておきます。

曲線でアイロンがかけにくいこともあり、ずぼらな私はいつも、手芸用へらを使っています。もちろん、アイロンのほうがピシッと割れます!)

(ちょっと裏技。へらがなくても、クレジットカードや定規でも代用できますよ!道具がないから、とあきらめるのではなく、身の回りにあるもので使えるものはないか考えると、結構あるものなんです。)

③2枚を重ね、上下を縫います

先ほど縫った二枚を、中表(外側に来る方が重なるように合わせて)にして、

上下を縫います。

このマスクのポイントの鼻の曲線を形作るところです。慎重に、端から7ミリを保って縫ってください。(ここも、縫い始めと縫い終わりの返し縫いはしなくても大丈夫(あとの工程でさらに上から縫うため)ですが、不安な方はしてくださいね)

④表に返して、アイロンで形を整えます

表に返して、

アイロンで形を整えます。着用した時に、内側の布が見えないようにアイロンをかけると仕上がりがきれいです。

⑤両端を折って縫います

両端から2㎝を折って、アイロンをかけてから、

ミシンで縫います。ここは、縫いはじめと縫い終わりの返し縫い、しっかりしてください。

通常、布端が見えないように、三つ折り始末にすることが多いのですが、maffonの生地はふわふわ構造のため、二枚を重ねて三つ折りにすると、上下の縫い代分もあり、かなり分厚くなってしまい、縫いにくく、また出来上がりもすっきりしません。

そのため、今回は、二つ折りの仕様です。

「布端が切りっぱなしだと、ほつれてきてしまうのでは?」と不安な方、大丈夫です。maffonの生地は、しっかりと編んであるので、布端はほつれにくい作りになっています。

どうしても不安だ、という方は、布端にジグザグミシンをかけておいてもいいかと思います。皆さまそれぞれのアレンジで、ご自分や布にあった作り方を見つけてくださいね。

本体部分が完成しました!

裏側はこうなっています。

⑥ゴムを通します

ゴム通し部分にゴムを通します。

最近は、マスク用ゴムも品薄のようです。今回、市販のマスク用ゴムではなく、ウレタン素材のとても薄い生地をゴム替わりに使います。

長さ30cm、巾1.5㎝のものを2本、用意します。

名古屋の方ならおわかりでしょうか、そう、「きしめん」みたいです(笑)。

生地裁断の時に気を付けていただきたのが、布目(伸びない方)に沿って、裁断するということです!

Tシャツなど作られたことがある方ならわかると思いますが、首回りのリブなど、細長い型紙を切る時とは、切り方が逆になります。

薄く、伸びる生地なので、伸びる方向に切ってしまうと、伸びすぎて、ダラダラのゴム部分になってしまいます。お気を付けください。伸びない方向といっても、ある程度は伸びるため、それがマスクのゴム部分にはぴったりなのです。

長さは、大人用で30㎝で切ってみて、後で調節するのがいいと思います。

スタッフの場合、28㎝くらいがちょうどいい長さです。それぞれ、ぴったりの長さを見つけてくださいね。

このウレタン素材の生地、「どこで手に入るの?」と思いの方も多いのでは。(後半でご紹介する「マスクキット」には付属として入っています)

なかなか、お店で探すのも難しいかもしれませんが、例えば、着なくなったヒートテック素材や婦人用下着などチェックしてみて下さい。薄くて、布端がほつれてこなければ使えます。スタッフは試していませんが、ストッキングを使える、ということも聞きました。

外にも出づらい時期です。お家の中を探せば、使える素材があるかもしれません。「(道具や材料が)ないから、何もできない」だと不安になるばかりです。「ほかのもので何か使えないか」考えてみると、意外にあうものがみつかると嬉しかったりと、いろいろ考えたり試してみることが心の安定にもきっとつながります。ぜひ探してみてください。

ちなみに、「maffonは伸びる生地だから、ゴムにも使えないの?」と思われた方。スタッフもそう思い、試してみました。

ただ、ウレタン素材生地ほど薄くはないので、ごわごわしてしまってイマイチでした(悲)。。。

やはり、今のところ一番のおすすめはウレタン素材の薄い生地です。

通常のゴムと同じように、ゴム通しで通して結びます。

結び目は、

ひっぱって、本体部分に隠してしまうと、見た目もきれいで、肌へのあたりもなく、良いです。


完成です!

裏側もエレガントなマスクになりました。

おすすめ配色

皆さま、お好きな配色で自分だけの素敵なマスクを作っていただければ嬉しいです。

配色に困る方向けに、マスクにスタッフがおすすめするのはコチラです。

ツイードドット(杢グレー/アイボリー)と無地×メッシ(ネイビー/杢グレー)

こんな感じのマスクになります。

ご夫婦やカップルで、表と裏で使っても素敵ですね。

パターンは男女兼用サイズなので、男性でも大丈夫だと思います。

もう一つ、おすすめの組み合わせは、ミレットパターン(アッシュ・アイボリー)と無地×メッシュ(ダーク杢グレー・アイボリー)です。

ミレットパターン柄がおすすめなのは、もともと様々なデザインのパターンを組み合わせた柄なので、マスク中央部分がどこの部分になっても、違和感がありません。

みなさんも、お好きな生地で、お好きな組み合わせで、素敵なマスクを作ってみてください。

季節に合わせたおすすめアレンジ

さて、これまではmaffonの生地を2枚重ねた作り方をご紹介してきました。

ふわふわと、ふんわりと、優しく、温かくお顔を包み込むので、秋冬にはぴったりなのですが、これから暑くなってくる季節には少し暑く感じ、もう少し通気性が良い方がよいかもしれません。

そこで、生地1枚で作る作り方もご紹介します。

といっても、作り方の基本は同じです。

型紙に合わせて生地を裁断したら、

中表に合わせて

中央部分を縫います。

縫い代を割ります。

ここから、二枚重ねと違う工程です

二枚重ねの時は出てこない中央の縫い代が顔に触れてしまいます。縫い代がこのままだと、鼻や口にあたって付け心地がよくないので、

中央から4~5ミリほどの位置で、ミシンで押さえます。

縫い代をミシンで押さえておくと、見た目もきれいです。

縫い代をミシンで押さえておくと、ステッチは入ってしまいますが、カーブの曲線がよりきれいに保てるメリットもあります。二枚重ねのときも、お好みで使ってみてください。

上下をアイロンで折ります。

ゴムを入れる部分を、1㎝・1㎝の三つ折りで折ります。

■生地2枚重ねの場合、厚みが出てしまうので二つ折りにしていますが、生地1枚で作る場合、それほど分厚くならないので三つ折りで大丈夫です。

このように折り目がついた状態で、

周りをぐるりと一周縫います。

端から一定の距離を保って、折った部分を抑えていってください。

縫いはじめ、縫い終わりはステッチが重なるようにして、返し縫いを忘れずしてくださいね!

縫えました。

裏側です。

二枚重ねのものと並べてみます。右側が生地二枚重ね、左側が生地1枚仕様です。

裏側

厚みが違います。

着けてみたところ。左(スマホ表示では上)が一枚仕立て、右(同下)が生地二枚重ねですが、見た目はほとんど変わりません。

モデルさんによると、「二枚のほうが、ふんわりとあたたかく、守られている感じがある。でも一枚の方が、これからの季節は良さそう」とのことでした。

お好みで使い分けていただければと思います。

また、「生地一枚では強度が少し不安、でも二枚重ねは暑いかな」という方には、内側にサラシやリネンを使うのも、これからの季節にはおすすめです。

天竺ボーダーとサラシを使って作りました。

キッズサイズは縮小コピーで

パターンを縮小コピーすれば、キッズサイズも作成可能です。

  • 80%縮小 → 幼児サイズ
  • 90%縮小 → 小学生サイズ

になります。

(サイズはあくまで目安です。お子さんの好みもあると思います。お気に入りの、似合うサイズを見つけてあげてください)

左から80%、90%、元のサイズです。

並べて可愛い。

重ねても可愛いマスクたちです。

2歳さん(身長90センチ)が幼児サイズを着用。

小学3年生(身長130センチ)が小学生サイズを着用。

ママとおそろいマスク。

子どもサイズも曲線ラインが顔にぴったりフィットします。

ウレタン生地のゴムの長さは

園児用 25㎝、小学生用 26㎝ で作りました。

こちらも実際に着けられるお子さんにあったサイズにご調整ください。 

お手入れのアドバイス

洗った後、干す時にコツがあります。

ギュッギュと中央の曲線が出るように形を整えて干してください。

乾いた後、アイロンがけなしでそのまま使えます。

毎日つかうものだから、お手入れはできるだけ簡単な方がいいですよね。

お手入れ方法も含めて、ご愛用いただけると嬉しいです。

パターン付きマスクキットのご案内

ご好評いただいたマスクキットをリニューアルしてカート更新しております。

内容は、


①生地幅75㎝×30cmのジャガーニット生地が二枚。
一枚目は柄のジャガードニット生地、二枚目は無地メッシュニット生地です。

②付属品として、ゴムの代わりになるウレタン生地(幅30cm×30cm)が1枚

③大人の大きめサイズ/小さめサイズ、キッズのS/Mサイズ全4サイズのパターンが入ります。

生地幅75㎝×30cmのジャガーニット生地二枚を広げると、これくらいの大きさです。

そしてマスクのパターン一つがこれくらいの大きさです。

生地を無駄なくすべて使えば、生地を2枚重ねしたマスクが5枚できるセットになります。

そして、ウレタン素材ゴムの着け心地もぜひ体感していただきたいです。

パターンも4種類入っています。ぜひ、ご家族に、パートナーに、大切な人に。マフォンの生地でマスクを作っていただければと思います。

このパターンを、必要とされている方に使っていただければとてもうれしいです。

また、もしInstagramなどSNSにアップされる際は、

#maffonレシピ作りました

のタグをつけていただけると、スタッフの励みになります。

一日も早く、いつもの日常が戻ることを祈って。

Happy sewing with maffon.