リラックス*チルチルパンツ

9月下旬に入って、そろそろ朝晩涼しくなり気持ちの良い天気が続いていますね。
新しい生活様式にも徐々に慣れて、普通の生活を取り戻しつつある今日この頃ですが、
まだまだ知らず知らずに受けるストレスは意外に多いもの。

秋の夜長も家でのんびりと過ごす時間も、
なるべくストレスフリーで過ごしたいものですね。

こんにちは。お久しぶりです!いとうあゆです。

突然ですが、みなさん
下着やホームウェアはどんなものを普段愛用していますか?
私は普段はコットン100%で締め付けが少なく履き心地が良いもの、
旅行などにはそれプラス速乾性のあるもの、などです。

最近のボトムスはロングプリーツやしなやかなワイドパンツなど
割と薄手の物が主流ですよね。
ボトムにラインに響かず、本当にストレスも締め付けも少ないアンダーウェアが
あったらいいと思いませんか?
色々なブランドやメーカーから締め付けの少ない下着は出されているものの、
「心躍るもの」に出会えることは稀。
無いなら作ってしまおう!のmaffon。
そんな願いが一気に叶う、ラクチンパンツを作ってみました!

ロックミシンが必要?
大丈夫です。無くても作れるんです!

今回はロックミシンが無くてもmaffonの柔らかなジャガードニット生地の特長を
最大限に生かしたmaffonのジャガードニットだからこそ実現できる、
本当に履き心地の良いパンツ
をご紹介いたします。

一枚でも履けるし、サイズアップしてホームウェアやアンダーパンツに。
アンダーパンツは黒一色が多いですが、
履き心地が良くて更にカラフルで好きな柄なら嬉しいですよね!
サイズ違いで作ればお子様からおばあちゃままで喜んでいただけるので、
贈り物にもピッタリです♪

色々な用途で使えるこのパンツを愛情込めて「チルチルパンツ」と名付けました。
チルチルパンツ、ってちょっと響きが可愛くてクスッとしてしまいませんか?
名前の由来は「chill out pants (まったり、リラックスできるパンツ)」と言う意味を込めて、「チルする」からmaffonが作った愛称です。

では、チルチルパンツを作ってみましょう~♪

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チルチルパンツ型紙のご購入はこちら↓↓↓です!
*レシピは型紙をご購入の方にセットでお届けいたします。

maffonのニットで作るチルチルパンツ 型紙
サイズ:レディースSサイズ

maffonのニットで作るチルチルパンツ 型紙
サイズ:レディースMサイズ

maffonのニットで作るチルチルパンツ 型紙
サイズ:レディースLサイズ

maffonのニットで作るチルチルパンツ 型紙
サイズ:レディースLLサイズ

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こちらが今回使用した生地です。

リバーシブルジャガードニット生地 シャボン柄 色:カデットブルー/アイボリー

リバーシブルジャガードニット生地 ウィード柄 色:カシミヤ/アイボリー

■材料
(レディースMサイズ1枚分)
*w150㎝×h50㎝の表地1枚
*ニット用のミシン糸(レジロン)
*8mm幅の平ゴム63㎝×2本


1.
型紙を切り取り、必要な物は貼り付けて作成します。
*印、☆印どうしで貼り付けるとなっている部分は、
点線の所で合わせる様になっているので、
そのまま切り取り裏からテープで留めても良いのですが、
のりしろを余分に取って貼り付けると丈夫になるのでおススメです!

では、型紙に合わせて生地パーツを切り取って行きます。
本体は2枚左右対称で各一枚必要なので、
「わ」にして一気に2枚切るとラクチンな上に間違えません。

*一枚づつ切りたい、と言う方は左右対称になる様に気を付けて!
生地に柄の上下方向がある物もお尻だけリンゴが逆さまになっちゃったわ💦
なんて事がない様に、柄方向に気を付けてカットしてくださいね♪

そして生地方向も必ず縦で。(耳が左右どちらかに来る方向です)
理由は伸びる方向を気にしなくてもいい物は縦、横
どちらで取って貰っても構いませんが、パンツの様に履いて伸びる様なものは、
生地方向を気にしてカットする必要があります。
何故なら、生地は横には伸びますが縦には伸びにくい特性がある為です。
万が一生地方向を間違えてしまうと、
履き心地が悪くなってしまいますので、気を付けて下さいね♪
(あれ⁉お尻が気持ちよく伸びない…みたいな(笑))

本体の左脇にベルトの継ぎ目(ゴム交換穴)が来ます。
型紙に記載されているので、その位置にも印して置くとわかりやすいです。

パーツは本体2枚、表クロッチ1枚、裏クロッチ1枚、
ウエストベルト1枚の全部で5枚。

*柄方向のある生地を使う方は柄方向、表裏等
縫製の際、気にしなくてはいけないポイントが幾つかあるので
写真の様なマスキングテープや色付きシールで
縫い合わせる側同志に同じ色を貼り、わかりやすく色分けして
印を付けて工夫するのもおススメです!

2.
本体を中表に合わせて前と後ろを1㎝の縫い代で縫います。

ここ(前)と

ここ(後ろ)

縫えました!

縫い目を中心にして開くと、もうパンツっぽいこんな感じになっているはず。
短い方が前、長い方が後ろです。

3.
表クロッチの後ろ(お尻の方)から先に縫い付けて行きます。
中心を合わせて待ち針やクリップで留め、
気持ち引っ張り気味にしながら(お尻が入って伸びるのを想像しながら!笑)
縫い進めて下さいね。

*この時に縫い代は割らずに左右どちらかに倒して縫ってください。
(左に倒したら、反対側も左に。そうすると前後を合わせた時に前と後ろで互い違いになって
厚さが均一になるので見た目も綺麗な上にゴロつき感も軽減されます)

柄の方向と裏表をもう一度確認。
この様に、後ろ身ごろに柄も色も繋がっている様に見えればOK。

横から見た感じ。
前と後ろも間違えない様に注意!
弧が長い方が後ろ!と憶えておけば簡単♪

こんな風に気持ち引っ張り気味に…(ぎゅーっと引っ張りすぎない様に♪)
1㎝の所を縫います。

縫えました!

次に前を縫います。
前も後ろ同様、気持ち引っ張りながら縫います。

縫えました。

段々とパンツらしくなってきましたね♥

4.
今度は内側の裏クロッチを縫い付けて行きます。
中心を合わせて本体を写真の様な向きに表クロッチとサンドイッチして挟み、
表と同じ様に後ろ(お尻の方)から縫い付けます。

待ち針で留めるとこんな感じ。

表同様、1㎝の所を引っ張り気味に縫っていきます。

後ろが縫えた後広げてみて、こんな感じになっていれば大丈夫。

次に前をこんな感じに縫い合わせるのですが…

こちら側に中心同志を合わせて本体をサンドイッチして、

こんな風に縫い合わせたいので、

わかりづらければ、こうして合わせた状態のまま中心留めた所を持って

中を引っ張り出して1㎝の所を縫います。
少し縫い難いとは思いますが、きちんと引っ張り出して合わせて縫えば大丈夫!

縫えました!

内側を広げるとこんな感じになります。
両脇の流し込み部分(内側に折り込んで縫う所)が見える様になっていればOK。

表に返すとこの様な状態になります。

5.
裏に返して、裾を2㎝折り込み(端は切りっぱなしで大丈夫)、
ぐるっと1周端にステッチを掛けます。

クロッチの横は1.5㎝位の折り込みで大丈夫です。

*クロッチと本体の接合部分に少し耳が出るので、
自然なカーブになる様に切り揃えてから縫い目を合わせて縫ってくださいね♪

ここ太ももが入るのを想定して、少しだけ引っ張り気味にして縫います。

ぐるっと1周縫えたら、縫い目をガイドにして
その上3~5㎜の所にもう一本ステッチをぐるっと入れます。
*押さえを目印にミシンを進めて行くと、真っ直ぐに縫いやすいです。

反対側も同様に。

後ひといき!

6.
ウエストベルトの生地を中表にして端と端を合わせ、
上から2㎝縫い、2㎝空けてその下を再び6㎝縫います。
*この空けた部分がゴム入れ口になるのですが、必ず柄を正方向に見て
上から2㎝縫い、2㎝空ける様にしてください。そうしないと、これを更に半分に折ってベルトにするので、柄があるものの場合ベルトだけ柄が逆さまになってしまう事に…💦要注意箇所です!

柄の上下方向の無いものは気にする必要はありません。

*ベルトの付け方は様々ですが、
(本体を挟み込み、内側に織り込んで始末する方法でも勿論OKです!)
今回は初心者の方でも失敗しにくい方法で取り付けて行きますね。

縫い目を開くと…
こんな状態に開いているはず。

縫い代を広げてきちんと合わせ、表地が表に出る様に半分に折り畳んで、
待ち針やクリップで留めます。

ゴム口がある方が表に見える様な状態で

裏返した本体のベルト接ぎ位置の印と合わせて、
端を上の状態で内側にセットします。

こんな感じに内側に入れ込み、クリップ等で4か所を留めます。
ベルトのがほんの少し短めなのできっちりは合いませんが、
中心と端の4か所をきちっと合わせておけばOKです。

内側はこんな感じです。

端から1㎝の所を引っ張りながらぐるっと1周縫います。
クリップで留めている所を目指して少し引っ張りながら縫い進めると、
最終的にピッタリと合い、ウエスト本体に収まります。

*この縫い代を倒した所を下にして縫うので、反対側にねじれない様に注意して!

ぐるっと縫えました!縫い終わりはしっかり返し縫いで♪

7.
端の処理をします。この部分(生地3枚一緒に)に
端ミシンを1周かければOKです。
*ジグザグミシンで処理しても良いです。

8.
ベルトに2本平ゴムを通すので、その通し口を作って行きます。
上から2㎝(丁度ゴム通し口の半分の所)の所を1周縫います。
*ゴム通し口が2口に分かれる状態に縫い上がります。

9.
表に返して、この部分、縫い目から1~2㎜程度下の所を
1周ミシンで押さえます。
(ベルトと本体の境目の縫い目をガイドにして縫うと上手く行きます)
この仕上げステッチでベルトと本体がしっかりと縫い留まり、
収まりが良くゴロつきも軽減されてすっきりと仕上がりますよ♪

*ペロペロっとしていた、ここの部分がしっかりと縫い留まり
すっきりします。

縫い終わりました。
あと少し!

10.
ゴムを上下に2本通します。

*ゴムの最後をこの様にクリップで挟んでおくと、
うっかり抜け落ちるのを防げますよ*

ゴムがねじれない様に注意して端を1.5cm重ねて、写真の様に縫い留めます。
*今回はN型に縫いましたが、
しっかり縫いたい方は〼マス目でもお好きな様に♪

ゴムを2本とも同様に縫い留めて、

キュッキュとゴムを均して、

ひっくり返したら、出来上がり~☆

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もうほ~んとにお尻が吸い込まれるかと思うほどフィットして
履き心地が最高なんですよ~!

この感動をひとりでも多くの人に味わって頂きたくて、
いつもより多めに回しております(笑) ←古い💦
初心者の方やあまりお洋服を作らない方、ロックミシンが無いとだめよね?と
諦めていた方にもとにかくとにかく!気軽に作って頂けるように、
細かくわかりやすく作り方を書いてみました*

なので、作って頂けたらほんとにほんとにほんとぉーーに嬉しいです!
この感動が文字だけでは伝わらないのが本当に悔しいほどです(涙)

maffon生地の数量1(50㎝)で1枚縫えますので、
ぜひとも沢山作って素敵な履き心地を実感して頂きたいです。

そして大切な方の為にも、幸せのお裾分けをしてみませんか?

皆さんの作品も見てみたいので…

#maffonレシピ作りました

のハッシュタグを付けて、ぜひぜひ!写真をSNS(インスタなど)に
アップして下さると嬉しいです!

いとうあゆ、マメにチェックしておりますので
見つけ次第、容赦なく♥を付け捲りさせていただきますね♪(笑)

楽しみにしていますねー♪

みなさまが今日も幸せな一日であります様に。
楽しいハンドメイドをmaffonと共にお楽しみください。
またお会いしましょう~*

いとうあゆ。

レシピ・型紙の著作権はmaffonに帰属します。
いかなる場合も、コピー・複製・譲渡等は著作権侵害となり、
(レシピ・型紙本体の商用利用、複製販売等)
法律で禁止されております。

こちらのレシピを使用して作った作品は商用利用可ですが、
maffonのレシピ使用明記を必須条件とさせて頂きます。