こんにちは!
maffonのニットでつくるベーシックTシャツの縫い代付き型紙、
皆さんお試しいただけましたでしょうか。
キッズサイズ(90~150)からレディース(S/M/L/LL)までサイズ豊富にご用意しております。
maffonの生地の厚み、伸縮率など細部まで計算し、リバーシブルジャガードニットのmaffonの生地にぴったりの型紙に仕上げました。
是非お手に取っていただけると嬉しいです。
さて、この型紙1つご購入いただければ、半袖・長袖はもちろん、ノースリーブも作れてしまうのです。
今回は、こちらのハワイアンフラワー柄を使って、
maffonのTシャツ型紙を使ったノースリーブの作り方をご紹介します。
①生地を裁断します
型紙に合わせて、生地を裁断します。
前見頃、後ろ見頃、首回り、袖回り×2、の計5パーツです。
合印もつけてください。
maffonで販売する型紙は縫い代付きなので、とっても便利。(意外に、パターン本から型紙を写して、縫い代を付けて、という作業、時間がかかるものなんですよね。)
②アイロンを準備。前見頃の肩にニット用伸び止めテープを張り、裾と袖口を出来上がり線で折っておきます
型崩れを防ぐため、前見頃の肩部分に、ニット用伸び止めテープをアイロンで接着します。
服の表になる方ではなく、裏側に接着します。
貼れました。反対も同じように貼ってください。
また、アイロンを用意したこのタイミングで、裾を出来上がり線で折って、アイロンをかけておくと、後の作業がはかどります。
同じ幅で折りたい時、アイロンかけ用の定規も市販されていますが、このように厚紙や使い終わったハガキに自分で線を書いて使っても大丈夫です!(カラー写真を印刷したハガキは、熱でインクが溶けて落ちる場合があります。ご注意ください)
③前・後の見頃の肩を縫い合わせます
前見頃、後ろ見頃を、
中表になるように、重ねます。
肩を、ロックミシンで縫い合わせていきます。
ロックミシンの糸の色はすべてそろえる必要はありません。お好みで、変えても大丈夫です。
ロックミシンがなく、家庭用直線ミシンをお使いの方は、まずは直線で縫ってから、ジグザグミシンで端処理をしてください。(mafffonのリバーシブルジャガードニットは端がほつれにくいようになっているので、端のジグザグミシンをかけなくてもほつれてきてしまって作品に穴があいてしまう、ということはありませんが、お好みでどうぞ。)
④衿を中表に折り、両端を縫い合わせてひっくり返す
衿を中表に折ります。
縫い代1㎝で赤線を縫います。ロックミシンでも、家庭用直線ミシンでもOKです。
縫えました。
出来上がりの形に整えます。
⑤衿と見頃の合印を合わせて、細かい間隔でクリップで止める
先ほど作った衿を、見頃の内側に入れて、ぐるりと衿の周りで縫い合わせるイメージです。
見頃は中表になった状態です。
衿の長さが見頃の衿ぐりよりも短いので、衿を伸ばして、長さを合わせながら、裁断時につけた合印を合わせ、クリップで止めていきます。
★ここでポイント★
クリップで止める時、先に衿の合印4カ所を止めておきます。
その状態で、見頃の中に移動させ、
四か所のクリップをそれぞれ見頃の合わせる位置に合わせて、止めます。
衿より見頃の方が長いので、4カ所止めただけだと、↓の画像のように、見頃の布が余っている状態になっています。
この時、二つの布をひっぱって布が伸びるようにして、クリップの間を止めます。
細かくクリップを止めておくと、後で縫いあわせが楽です。
なぜ、衿の方が長くなっているかというと、衿回りは着るときに一番伸び縮みする部分。ここが緩いと、着ているうちに首回りがだらり、と垂れるようになってしまい、見た目も悪くなります。
maffonの型紙は、長く着ても、スラリとした衿回りが崩れないよう、デザインを追求したパターン。maffonの生地の伸縮率をミリ単位で計算し、ぴったりと衿が収まるように工夫してあります。ぜひ一度作っていただいて、そのぴったり感をご実感いただきたいです。
クリップ止めは、慣れてくると、最初の4カ所止めただけで、あとは縫いながら衿を引っ張って調節して縫っていくこともできますが、初心者の方や慣れるまでは、多めにクリップを止めておくと、ずれずに安心です。
衿を上にしてロックで縫い合わせてください。
見頃の布に沿うように、衿を伸ばしながら縫っていってください。
一周縫い終わったら、メスロックで2,3センチ重ねて縫ってから、糸をカット。
この後、ステッチを衿回りに入れるときは、余った糸(空環)はそのまま布端で切ってしまって大丈夫ですが、入れない場合は、空環を処理します。糸処理のやり方は編み物用の針を使う、など色々ありますが、ループ返しをいつも使って、縫い目に隠しています。(空環をほどいてから処理するとよりきれいです)
ロックをかけた縫い代を見頃側に倒し、表から見頃の際から4mmのところにステッチをかけます。
※ステッチをかけると首回りが伸びにくくなります。
必ず糸はニット用のレジロンをご使用ください。
また、少し伸ばしながらステッチをかけることで、仕上がりがきれいになります。ただ、ステッチは必ずしも必要ではないので、ゆったり着たい場合は、ステッチなしで大丈夫です。
特に衿は、着た時に目が行きます。ここがうまく仕上がっていると、作品の見た目、完成度もぐっと上がります。ぜひ頑張ってみてください。
⑥袖ぐり布を半分に折り、肩線に合わせて見頃と袖ぐりを縫い合わせます。
袖ぐり布(衿ぐりより短いパーツです)を縦半分に折ります。
開いてきやすいので、クリップで両端、合印を止めておくと、後の作業が楽です。
肩の位置に、袖ぐり布を縫い付けます。
両端、肩線の合印を合わせてクリップで止めます。
ここでも、衿ぐりの時と同様、見頃の方が袖ぐり布より長くなっています。両端と合印を合わせた状態だと、↓のように見頃の布が余っています。
二つの布をひっぱって伸ばし、
間をクリップで止めておきます。
クリップで止めた部分を縫いあわせます。
ただ、袖ぐりを引っ張ってクリップで止めているため、クリップを外した縫い始めが、見頃からずれてしまいやすいです。
そんな時、便利なソーイングペン「Sewline」でちょんちょんっと糊付け(止めて)おくだけで、縫い始めがずれずにきれいな仕上がりになりますよ。ぜひお試しください。
縫えました。
反対側も同じように縫いあわせます。
⑦見頃の脇を縫い合わせます。
中表になるように折って、
脇を、縫い代1㎝で縫いあわせます。
ここでも、縫い始めはずれやすいので、Sewlineで固定しておくと、二枚がずれにくいです。
また、袖ぐり布と見頃が↓のように少しずれてしまっていても、大丈夫です。
ロックミシンで出っ張った部分を切り落とすように直線で縫ってしまえば、
出来上がりはきれいです。
ロックミシンの糸端は(余り糸(空環)の絡まりは簡単にほどけます。ほどいてから始末した方がきれいです)、
ループ返しでさッと縫い目に隠して、
ハサミでチョキン!
⑧裾端にロックをかけて、中に折り込んで縫います。
さあ完成まであと少しです。
裾端にロックをかけます。
最初にアイロンをかけておいた線に沿って、2.5㎝内側に裾を折り込んで、直線ミシンで縫います。
最後に仕上げのアイロンをかけて、
完成です!
これからの暑い季節はノースリーブとして、少し大きめサイズで丈を短くして作れば、寒い季節の重ね着アイテムとしても重宝します。
おうちの中に、こんな華やかなアイテムがあるだけで、気分も明るくなります♪
キッズ用型紙も、半袖・長袖・ノースリーブが作れる仕様になっています。お子さん用にしても、とっても可愛いので、おすすめです。
今日ご紹介した生地はこちら。
リバーシブルジャガードニット生地 ハワイアンフラワー柄
色:ルージュ/アイボリー
自分の服を自分で作る、その楽しさをもっともっとたくさんの人に。
当たり前にも思える衣食住を、自分の手で行えると、より心が満たされ、人生が充実する気がします。
不安なことも多いこんな時代だからこそ、身近な生活、日常のあり方を大切にしていきたいです。
Happy sewing with maffon.