これでもう間違えない♪傘の持ち手カバー作り方 ご紹介

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

10月末に発表させていただいた #maffonハギレ活用選手権 の結果、皆様楽しんでいただけたでしょうか。

まだの方はこちらをチェック!

今回は、優秀賞に選ばれたkome様の傘の持ち手カバーの作り方をご紹介します!

傘の持ち手カバーの作り方はいくつかあると思うのですが、伸びない布帛(ふはく)の生地を使うと、カーブに沿って型紙をとったりなど少し難しそうです。

でも伸縮性のあるmaffonのニット生地を使えば、まっすぐ細長い筒状のものを作るだけでOK!

ぴったり傘の持ち手にあった形になり、持った時のフィット感も抜群です。

本当にmaffonの特性を活かして考えていただいた作品だと思います。

今回のブログ執筆にあたって、改めてkome様に作り方のコツなどお聞きしました。お忙しい中、丁寧に作り方を教えてくださいました。多大なご協力いただき、改めて感謝申し上げます。

今回のブログでは、kome様の作り方を元にスタッフがアレンジした部分も交え、2パターンの作り方をご紹介します!

①持ち手の裾にフリルとリボンが付いたバージョンと

②シンプルにカバーだけのバージョンです

①はフリルが可愛く、②のシンプルバージョンは5分で作れる簡単さです!

思い立ったらすぐ完成できますよ。

特に子ども用の傘はデザインが似ていて、持ち帰るときに間違えてしまったりするもの。

でもこんなに可愛いカバーがついていたら、きっと間違えることはありませんね♪

雨の日で沈みがちな気持ちも楽しくなりそうです。

簡単に作れるので、読み終わったら、棚の奥に眠っているハギレをきっと引っ張り出したくなると思います。

では早速、作り方を見ていきましょう!

【1】フリル・リボン付きバージョン作り方

①傘の持ち手の大きさをはかり、生地を切ります

今回使う傘は子ども用の傘です。

持ち手の周囲は6.3㎝、

長さは25㎝でした。

この持ち手の周囲と長さが必要になってきます!メジャーではかってくださいね。

生地を用意します。

それぞれ生地の方向は赤い矢印のようになります。

傘によって持ち手の周囲、長さは異なると思います。本体部分、以下の公式を作ってみました。

横:(周囲×0.45+0.5㎝)×2  0.5㎝は縫い代です

縦:長さー2㎝

横の0.45はどの傘でもぴったりくるようにスタッフが出した数値、0.5㎝は縫い代です

先ほど計ったように、周囲6.3㎝、長さ25㎝でしたので、公式に当てはめると・・

縦23㎝、横6.6㎝と大きさが計算できました!(横はぴったりした方がかぶせた時の見栄えがよいので、小数点第二位は切り捨てて下さい)

フリル部分、リボンのサイズはお好みになりますが、今回は以下のようなサイズで作りました。

もう一度、全体をまとめると↓のようになります。

計算が必要な本体以外は、ざっくり、手元にあるハギレの大きさに合わせてしまっても大丈夫です。お好きな長さで作ってみてくださいね♪

②フリルを本体に付けます

フリル部分にギャザーを入れてから(ロックミシンで差動を上げて縫うと便利です!)

ロックミシンでギャザー??という方は以下の記事をご参考にしてください。

ギャザーが入りました。小さなスカートみたいで可愛いです。

中表にして本体に縫い付けます。

縫い代1㎝で縫い付けます。

フリル部分が縫い付けられました。

③本体の先を半分に折って半円にカットします

本体の先を半分に折って半円になるようにカットします。

広げるとこうなっています。

持ち手の先にぴったりフィットするようにカットしているのですが、すみません、ずぼらなスタッフなので💦この半円カーブも適当です。大体半円にカットできていればいいと思います!

④中表にして縫い代5㎜で縫います

中表になるように縦半分に折って、赤線部分を縫い代0.5㎝で縫いあわせます。

縫えました。

③表に返します

表に返していきます。

菜箸があれば、大活躍してくれますよ!

表に返せました!

ちなみにこの時点で傘にかぶせると、こんな感じです。

これだけでも可愛いです♪

フリルの下の部分は始末しません。切りっぱなし、そのままです。maffonの生地はほつれにくいので、そのままでもほつれる心配がありません。

④リボンを作ります

リボンの型紙は以下の大きさで作りました。あくまで参考サイズとして、お好きなサイズで作ってみてくださいね!

ざっくり、こんな感じの型紙を作りました。

今回、「ざっくり」という言葉が多いです💦でも、ハギレを使って作る小さな作品。正確さよりも、作る楽しさを優先して進めましょう♪

先ほど用意したリボン用の生地が

こんな風に裁断できればOKです!

リボン本体を縦長になるように半分に折って、中央に返し口を残して縫い代0.5㎝で縫います。

縫えたら

角の縫い代をカット(こうしておくことで、表に返した時、角のとんがりがきれいに出ます)

表に返します。

続いて、こちらの小さな縦3cm×横2㎝の生地。リボンの中央部分になります。(繰り返しますが、サイズは適当で大丈夫です!)

端が見えないように折り込んで、ぐしぐし手縫いで縫って固定(見えなくなる部分なので、止まっていればOK!荒い手縫いで大丈夫です)

リボンの中央をクシュッと抑えるようにして(クシュっとなった折り目が表に来る方が可愛いと思います)

中央部分を巻き付けながら、本体に縫い付けます(ずぼらスタッフなので、糸・生地端が見えにくいように、かつ取れなければOKだと思っているので、縫い方は適当です💦)

できました!

⑤傘に取り付けて完成です!

さぁ、傘にかぶせてみましょう!

可愛い傘カバーの出来上がりです!

最後に柄の部分の下を手縫いで縫い止めてください。

この部分を縫い止めておかないと、カバーがずれてきてしまいます。

今回、ご紹介したのは小さなリボンを縫い付ける方法でしたが、#maffonハギレ活用選手権にご応募いただいた

kome様の作品は、長めのリボンを巻き付ける作り方でした。

kome様には型紙の作り方から丁寧に教えていただきました。

長いリボンの部分も、小さなハギレをつなげる用にして作られたそうです。本当に小さなハギレたちも、ここまで使っていただけて、きっと喜んでいることと思います!

それぞれ縫って

カバーにリボンを付けて

カバーをかぶせて、リボンを結んで完成です!このリボンもふわふわ感があって可愛いですよね♪

また、kome様からのアドバイスで、「傘によって、開け閉めした時にカバーがずれやすい場合、持ち手の下を手縫いでギュッと絞るようにすると良いと思います」とのことです。もしずれて使いにくいようだったら試してみてくださいね。

本体以外はお好きなリボンの大きさ、フリルの長さでアレンジしていただければと思います♪棚に眠っているハギレ達に活躍の場を与えてやってくださいね!

【2】5分でできる!シンプルバージョン作り方

さて続いては、フリル・リボンなし、本当にあっという間にできてしまうカバーの作り方のご紹介です♪

先ほどと同じように傘の持ち手の周囲と

持ち手の長さを測ります。この傘の場合、周囲6.3㎝、長さ25㎝でした。

生地を用意します。

生地の方向は赤線のようになるようにします。

※生地の方向って?という方はこちらのブログを参考にしてくださいね → ソーイング初心者マッシュの挑戦記 ~まん丸スタイ~

お持ちの傘によって、持ち手の大きさは異なると思います。生地の大きさの公式は以下の通りです。

横の0.45はどの傘でもぴったりくるようにスタッフが出した数値、0.5㎝は縫い代です

今回の傘の場合、周囲6.3㎝、長さ25㎝を当てはめて、計算すると、

横幅はぴったり仕上げたいので、小数点第二位は切り捨てます

縦25.5㎝×横6.6㎝となりました。

生地を縦半分に折って、端を半円にカットします。持ち手の先がぴったりフィットするためです。大体半円、であればOKです!

広げるとこんな形になっています。

縦半分に折って、赤線の部分を縫い代0.5㎝で縫いあわせます。

細かい部分で難しく思えるかもしれませんが、maffonの生地は縫いやすいので大丈夫です。(縫いにくい場合、ミシン針をニット生地専用に変える/抑えが調節できるミシンの場合軽く設定してみる、など試してみてください)

縫えました。

表に返します。菜箸など細長いものがあると返しやすくて便利です。菜箸、大活躍です!

表に返せました。これでもう完成です!

早速かぶせてみましょう♪伸びながら、持ち手の形にフィットします♪

かぶせられました!

口の部分は切りっぱなしです。maffonの生地はほつれにくいのでそのままで大丈夫です。

最後に、柄の元を手縫いで縫い止めて仕上げます。

この部分を縫い止めておかないとカバーがずれてきてしまうのでお気をつけください。

見た目もとっても可愛く、似たような傘がたくさんある時でも間違える心配はありません。まだ字の読めないお子さんでも、柄で区別できますね!

このシンプルバージョンであれば、本当にすぐに作れます。大人用の傘でも作ってみました。

持ち手の周囲と長さを測って(今回は周囲6㎝、長さ29㎝でした)

公式に当てはめて生地の大きさを出します。

今回は 周囲6㎝、長さ29㎝でしたので、

横:(×0.45+0.5)×2=6.4㎝、

縦:29+0.5=25.5㎝

の生地を用意しました。

生地の端を丸くカットして

中表に細長く折って、縫い代0.5㎝で縫いあわせます。

縫えたら表に返します。

ここでも菜箸さん、大活躍!

あっという間に完成です!

するするっとかぶせてみましょう♪

あっという間に、イメージの違う傘に変身しました!持ち手のデザインでずいぶん傘のイメージは変わるんですね。

よく使うけれど、同じものが多くて間違えたり、なくしてしまうことも多いビニール傘にカバーを作るのもおすすめです。

持ち手の周囲と長さを測って生地を用意します。

今回は持ち手の周囲4.5㎝、長さ25㎝でしたので、

横:(4.5×0.45+0.5)×2=5.05

縦:25+0.5=25.5㎝

になります。

横5㎝×縦25.5㎝の生地を用意しました。

先ほどと同じように端を0.5㎝で縫いあわせて、細長い筒状にしてから、表に返します。

傘にかぶせて、もう、完成です!

持ち手にカバーを付けるだけで、一気にビニール傘に見えなくなる感じがするのは、私だけでしょうか。

間違えたり、置き忘れたりすることの多い傘ですが、これでもう大丈夫そうです。

ビニール傘のように、使い捨て・消耗品と思われているものでも、こうして一工夫してカバーを付けるだけで素敵なものに生まれ変わらせてあげるんだなぁと、心が満足感でいっぱいに、ほっこり幸せな気持ちにもなれます。

何より、ハギレで5分で作ったとは思えない作品になります♪

気分が沈みがちな雨の日もこのカバーを見れば楽しく過ごせそうです。

是非皆さんも作ってみてくださいね。

是非作ったら

#maffonレシピ作りました 

のタグをつけてInstagramなどにアップしていただけたら嬉しいです。

スタッフも皆様の作品を見られるのを楽しみにしています。

「ここ、こうしたらよかったよ!」など皆様同士の交流で、より良い傘カバーにしていくのも素敵ですね。

どなたかが思いついたアイデアが、maffonを通じて、また誰かのクリエイティブな力につながっていく・・・

そんな環の中にmaffonの生地があったら幸せに思います。

作り方を教えていただいたkame様、改めてありがとうございました!

Happy sewing with maffon.