リバーシブルで使える♪ひんやり保冷剤カバーの作り方

こんにちは!maffonスタッフのアンジーです。

今日はリバーシブルで使える保冷剤カバーの作り方をご紹介します。

食品を買った時などについてくる保冷剤を二枚重ねで包むカバーです。

二枚で重ねたmaffon生地がふんわりと優しく凍った保冷剤を包み、ちょうど気持ちいい冷たさになります。

スタッフの家では子どもの発熱時に氷枕代わりに使ったり

寝る時に腕や首に当てて使っています。

特に夏、強い日差しを浴びると就寝時に腕がかゆくなることが多いのですが、この保冷剤カバーがあるとひんやりかゆみを抑え、心地よく寝ることができます♪

裏側の入れ口はこんな風になっています。

マジックテープを使っていないので簡単につくれます。

使うときもチクチク感がないのもGOODです!

そして写真では分かりづらいのですが・・このカバー、リバーシブルで使えるのです!

入れ口から裏側が表になるようにひっくり返すと・・・

同じカバーでも全く違うイメージのカバーになります!

裏側でも縫い代が全くでないのもポイントです。

ミシンと生地のほかに必要なのは、「レジロン」などニット生地用ミシン糸だけ。

(保冷剤の出し入れ時、生地が伸びるため、生地の伸縮に合わせて伸びるニット生地用ミシン糸をご使用ください)

マジックテープや伸び止めテープなしで完成できますよ♪

作るもとっても簡単♪直線縫いだけで、完成できます。

あえてあげるなら注意ポイント「生地の方向」と、途中の「クリップを止めてひっくり返す工程」だけ。

(こちらも詳しく説明しています)

作っていてとっても楽しいレシピなので、是非ソーイング初心者さんにも挑戦していただきたいです!

保冷剤を包める大きさの生地が2枚あればいいので、細長いハギレの活用法としてもおすすめです。棚に眠るハギレ達に活躍の場を与えてあげてくださいね!

ちょっと大きめ保冷剤でも、ピッタリサイズが作れます。

お家にある保冷剤に合わせて、色々なサイズで、色々な柄で、楽しみながら、一緒に作ってみましょう!

Let’s Start Sewing!

①生地を裁断します

まずはお持ちの保冷剤のサイズを測りましょう。

今回は縦11㎝×横16㎝の保冷剤を使います。

生地の縦の長さは 保冷剤の縦の長さ+2.5㎝ になります。

今回は 縦11㎝なので、11㎝+2.5㎝=13.5㎝です。

生地の横の長さは 保冷剤の横の長さ×2+6㎝ になります。

今回は横16㎝の保冷剤なので、 16㎝×2+6㎝=38㎝ になりますね。

作るときのポイント①裁断時に、生地の方向にお気を付けください。

ニット生地は縦横で伸縮率が違います。(縦方向は伸びにくく、横方向は伸びやすいです)

今回は、生地の縦方向(伸びにくい方)が、保冷剤の縦と平行になるように作ります。

(こうすることで、保冷剤の出し入れの際、入れ口がダランと伸びてしまうことを防げます)

②中表に合わせて両端を縫います。返し口5㎝を残します。

2枚を中表にあわせて両端を縫います。縫い代は1㎝です。

片側は、中央に返し口5㎝残してください。

③表に返して縫った部分に端ミシンをかけます

表に返して

先ほど縫った部分に表側から端ミシンをかけます。返し口も残してかけてください。

端ミシンは、生地端から2mm程度にかけるミシンです。ギリギリで同じ幅で縫えるときれいです。スピードを下げ、丁寧に縫うときれいに仕上がります。

それぞれ、返し縫いもしっかりしてくださいね。

④折り畳み、生地の上下を縫いあわせます

主に表側で使いたい方(今回はプティラパン柄)が下に来るように本体を裏返し

その上に保冷剤を置きます。

返し口のある側から先に、保冷剤を包むように折りたたみ

反対側も保冷剤を包むように折りたたみます。

包めたら、一度、上部をクリップで止め、保冷剤を抜き取ります。

さて、ここからが作り方のポイント②「クリップの止め方」です。

今、クリップが下の画像のように止まっているはずです。折り畳んだ位置はそのままで、一度クリップを外します。

そして、上からめくっていきます。

1枚目、

2枚目、

3枚目、

残り一枚を残し、めくった3枚だけをまとめて、クリップで止めます。

違う角度からもう一度・・

1枚目、

2枚目、

3枚目までをまとめて、

クリップで止めます。

正しく上から3枚をクリップで止められたら、さあ、続いて「くるんとひっくり返す」工程です。重なった二枚の生地をそれぞれ、中表になるようにします。

文章だと分かりづらいので写真で説明しますね。

クリップで止めた3枚と残りの1枚の間から、

内側に来る生地を外に出す要領で、ひっくり返すと・・・

手品のように(?)、二枚の生地がそれぞれ中表に折られた状態になっているはずです。

きれいに折りたたみなおして

上下をクリップでしっかり止めます。

赤線の位置を縫い代1㎝で縫います。

縫い始めは生地が4枚重なるので、針が進みにくく、縫いにくいかもしれません。

そんな時に役立つソーイングTips!

折り畳んだ厚紙を挟むだけで、縫い始めがスムーズに動くようになりますよ♪困ったら試してみてくださいね。

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さて、保冷剤カバー作りに戻りましょう。

⑤返し口から表に返します

先ほど上下を縫った本体です。

内側に返し口がある方から手を入れて

返し口から表に返します。

角も直角になるようにするときれいです。

表に返せました!

⑥返し口を縫い閉じます

さぁ、最後の工程です。

返し口を端ミシンで縫い閉じます。

少し重なっている部分を引っ張り出して縫うことになりますが、引っ張りすぎて生地が伸びないように注意しながら、先に縫ってある端ミシンと直線がつながるようにして、ミシンをかけます。

返し口が閉じられたら、完成です!

手元にある保冷剤にピッタリサイズののカバーができました。

保冷剤を入れると・・

ぴったり!小さな枕みたいで可愛いです。

そしていったん、保冷剤を出して

カバーを裏返して保冷剤を入れれば・・

リバーシブルで使えます!!

小さな枕みたいで可愛いです♪

今回は縦11㎝×横16㎝のサイズで作りましたが、

もちろん、どんなサイズの保冷剤でも作れます。

例えば少し大きめの縦14.5㎝×横21㎝の保冷剤なら、同じように計算して

縦17㎝×横48㎝の生地2枚でできます!

どんなサイズでもピッタリサイズで作れるのがハンドメイドの楽しい所♪

是非、お手持ちの生地でいろんなカバーを作ってみてくださいね♪

そしてこちらの保冷剤カバーの作り方は、こちらの湯たんぽカバーのレシピでご紹介していたものと全く同じ作り方なんです!

燃料費の高騰もあり、湯たんぽが欠かせない冬になるかもしれません。

maffonのリバーシブルジャガードニット生地は、冷たさだけでなく、あたたかさを優しく包みこむのにも最適です。

今、保冷剤カバーで作り方をマスターしておけば、きっと冬にはもっとサクサクと、湯たんぽカバーが作れるはず。

是非、チャレンジしてみてくださいね♪

そして、ひっくり返しても縫い代が出ず、リバーシブルに作れるこの作り方。

キルト生地で作ればPCやタブレットケースにも応用できそうです。

皆様の周りで、アレンジして使えるカバーはないでしょうか。

是非ピッタリサイズで作ってみてくださいね!

このレシピを使った作品をInstagramなどSNSにあげる際は

#maffonレシピ作りました

のタグをつけていただけると、スタッフも皆様の作品が見られて嬉しいです。

色んな生地で作った皆さんの楽しい作品を見られることを楽しみにしています。

Happy sewing with maffon.

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